石塚元章 ニュースマン!!

「東京ドーム何個分」という表現、関東以外でも同じ表現?

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、毎週CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、今週起きたニュースの中から関連する数字を取りあげ、渡辺美香アナウンサーとともに解説しています。

11月13日の放送で発表した数字は「80杯」。

最近東京ドーム80杯分もの大量の物が大きな問題となっているといえば、おわかりになりますでしょうか。

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経済的に大きな打撃

現在、小笠原諸島の海底火山の噴火によって生まれた軽石が、海流によって沖縄などの沿岸に大量に流れ着いていることが、大きな問題になっています。

専門機関が調べたところ、軽石を含めた噴出物全体の量は、東京ドーム80杯分にあたるとのこと。

軽石を吸い込む危険があるため、漁船が出港できないために漁ができなかったり、生活物資が運べなかったり、ビーチに軽石が埋め尽くされてしまったことで観光業に悪影響を及ぼしたりと、多くの経済的な打撃を与えています。

現在は沖縄あたりに大きな影響を与えていますが、海流に乗って今月の中旬から下旬には本州の方へやってくると予想。

ただ、あくまでも自然のことであり、実際にいつ、どのあたりにどれぐらいの軽石がやってくるのか、確実なことはいえないそうで、これが問題を大きくしている1つの要因といえます。

軽石は水の中を漂い続けると細かくなって、やがて沈んでいって消えていく可能性があるそうですが、それがいつ頃なのかもわからないということで、しばらくこの問題は続きそうです。
 

この大きさ、東京ドーム何個分?

大きな問題であるため、石塚は今回、このニュースを取り上げたのですが、さらに「東京ドーム80杯分」という表現にも興味を持ったといいます。

1年間に日本でビールがどれだけ飲まれているかということについて、酒税の関係から国税庁が調査、発表する際に、よく「東京ドーム何杯分」という表現をします。

何かの広さを表す時にもよく「東京ドーム何個分」という表現をしますが、野球に興味のない人や関東以外に住んでいる人など、東京ドームを見たことがない人からすると、イメージが湧かないといったことはないでしょうか。

実は昔、東海地区のニュース番組では、ビールの消費量について伝える際、名古屋の国税局は「名古屋城の天守閣何杯分」という表現をしていました。
 

わかりやすいものさしは?

東海地方の人にとって、東京ドームよりも名古屋城の方がわかりやすいと思いきや……。

石塚「私も原稿を書いていた気がする。これはわかってるようで、よくわからない」

渡辺「城の中をビールで満たされた状況を思い浮かべますけど、すごいですね」

石塚「最近は東京ドームが多いですね。名古屋城の天守閣は東京ドームよりわかりにくい気がします」

渡辺「各政令指定都市に1個ぐらいあると良いんですけどね。ちょうどいい大きさの」

逆に身近なもので表すと、普通のジョッキ何万杯分といわれて、それはそれでわかりにくいので、大量のものをわかりやすく表すのは難しそうです。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2021年11月13日08時39分~抜粋

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