石塚元章 ニュースマン!!

良かった?イマイチ?五輪の開会式に対する意見は賛否両論!

日本時間で7月23日の夜、東京2020オリンピック開会式が開催されました。

直前になって担当者が辞任・解任される異常事態となりましたが、無事、開会式は執り行われました。

翌24日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』では、リスナーからの意見を紹介しつつ、CBC論説室の特別解説委員である石塚元章と、渡辺美香アナウンサーが、開会式について感じたことを語りました。

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感動した?ガッカリした?

ゲーム音楽が使用された入場行進や、ピクトグラムを模したパフォーマンスなどが話題となりましたが、さまざまな点について、賛否両論の意見が番組宛てに届きました。

「開会式を観ています。さまざま批判はありますが、各国入場の様子を見ると、うれしそうに手を振る選手たち。明るく振る舞うスタッフのみなさん。

単純な思考ですが、開催は良かったなと思いました。

演出は好き嫌いがあるので、批評はしません。

あとはトラブルを1つでも減らして、選手のためのオリンピックの成功を祈ります」(Aさん)

「とうとう始まってしまいましたね。私は始まったなら受け入れて応援しようという気にはなれず、冷めた感じで開会式を観ています。

入場の曲もドラクエだし、アナウンスも『everyone』ではなく、いまだに『ladies and gentlemen』だし、何かとガッカリでした。

アスリート・ファーストという言葉も響いてきません」(Bさん)
 

話が長すぎるという意見も

「1番すごかったのは、やはり1,800台以上のドローンを使った地球ですかね。あれはキレイでした。

次にすごかったのはバッハさんのスピーチで、『校長先生かよ!』というぐらい長かったですよね」(Cさん)

朝礼の時に校長先生の話が長く、1人か2人生徒が倒れる場合があるというのが、昔の小学校あるあるでしたが、当初は橋本聖子組織委員会長と合わせて9分の予定だったそうですが、20分にも及んでいました。

天皇陛下の開会のお言葉が短かかったことについての意見もありました。

「天皇陛下の開会宣言が短くて簡潔で、素晴らしかったです」(Dさん)

「天皇陛下の短くても素直な開会宣言、やっぱり感動しました。

で!で!で!1番気になったのが、お隣に座っていらっしゃった菅総理。
陛下の宣言のお言葉の途中で、起立されました。
あれは陛下がお立ちになる時に、すぐに菅さんも起立すべきでは?」(Eさん)
 

五輪のメッセージは?

賛否両論の意見が渦巻く中、石塚は開会式で1つ気になったことについて指摘しました。

1972年(昭和47年)、ドイツで開催されたミュンヘンオリンピックの開催中、パレスチナ武装組織のテロ行為により、イスラエルの選手が亡くなる事件が起こりました。

開会式の中で、その選手の方々に対する黙とうが行われました。

石塚「被害に遭ったイスラエルの遺族の方たちは、『オリンピックでぜひその話をやってほしい』と、ずっと言ってました。

それだけを見ると、とても良いことで悪いことじゃないんですが、気になるのは、直前にユダヤの問題で演出の責任者だった方が、クビになってます。

ひょっとすると、あわてて入れたのかなという感じがしなくもない。

だけど、最初に予定していたプログラムは、外へ出さないということになっちゃったらしいので、どこが変わったかが(わからない)。後でわかるかもしれないけど」

最後に石塚は、「演説が長いのもありますけど、みなさん格好良いことおっしゃるんですよ。だけど、『これやっといたら、ウケるよね』とか、『こう言っとけば、世界平和のためっぽいよね』とか、『心底思ってんの?』って」と、開会式で発したメッセージに対して、疑義を唱えます。

さらに「世の中往々にしてあるから、全部は否定しないけど」と断りを入れつつ、「そういうのを集めて作ったら、オリンピックの4時間の開会式になってるみたいな。そういう意味でも長いと思いましたね」と、苦言を呈しました。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2021年07月24日07時26分~抜粋

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