1月23日放送『石塚元章ニュースマン!!』では、ゲストにジャーナリストの鈴木哲夫さんが登場。
テレビ西日本報道部やフジテレビ政治部で勤務、日本BS放送報道部長を務められ、現在はフリージャーナリストとして、『ゴゴスマ～GOGO！Smile！～』（ＣＢＣ・ＴＢＳ系）など、テレビ・ラジオ番組のニュース解説者として活躍されています。
自ら「ガースー」と名乗った理由
最近、鈴木さんの仕事で話題になったのが、昨年12月11日にニコニコ動画で配信された、菅首相生出演でのインタビュー。
菅首相は冒頭に「みなさん、こんにちは。ガースーです」と挨拶したのですが、折しも新型コロナの感染者が増え、一部の地域がGoToトラベルキャンペーンの対象から除外していた時期。
世間から反感を買ってしまったのですが、これにはある事情があったようです。
番組では進行台本があり、挨拶の文面までは書いていなかったのですが、鈴木さんが台本通りに菅首相へ挨拶をお願いしたところ、いきなり「ガースー」と発言。
つまり、本人のアドリブだったのですが、実は菅首相の目の前にモニターが置いてあったことが原因だそうです。
画面にはリアルタイムに視聴者のネット書き込みが表示されるのですが、菅首相が登場した途端、愛称の「ガースー」の文字で埋め尽くされるように。
それを見て、思わずリアクションしてしまったようです。
鈴木さんはビックリし、横にいたフリーアナウンサーの馬場典子さんも笑うしかない状況。
近くにいた菅首相の補佐官も同じくビックリしていたそうです。
菅首相は冒頭に「みなさん、こんにちは。ガースーです」と挨拶したのですが、折しも新型コロナの感染者が増え、一部の地域がGoToトラベルキャンペーンの対象から除外していた時期。
世間から反感を買ってしまったのですが、これにはある事情があったようです。
番組では進行台本があり、挨拶の文面までは書いていなかったのですが、鈴木さんが台本通りに菅首相へ挨拶をお願いしたところ、いきなり「ガースー」と発言。
つまり、本人のアドリブだったのですが、実は菅首相の目の前にモニターが置いてあったことが原因だそうです。
画面にはリアルタイムに視聴者のネット書き込みが表示されるのですが、菅首相が登場した途端、愛称の「ガースー」の文字で埋め尽くされるように。
それを見て、思わずリアクションしてしまったようです。
鈴木さんはビックリし、横にいたフリーアナウンサーの馬場典子さんも笑うしかない状況。
近くにいた菅首相の補佐官も同じくビックリしていたそうです。
負の連鎖が起きてきた？
その後、コロナ禍への対応が原因からか、菅内閣の支持率が下降している状況。
鈴木さん「負のスパイラルに入っちゃってる感じがするんですね。総理の発言とか表情とかすべて。もっと言えば、歩き方1つもきっとそうなんでしょうね。
今まで通り歩いてても、支持率が高い時には『しっかりと足を踏みしめて、ゆっくりと歩き』なんていうふうに見えるんだけど、負のスパイラルに入ってくると、『大丈夫か？なんかよぼよぼしてるぞ』みたいなふうに、同じ歩き方でもそう見えちゃったり。
同じ笑顔でも調子がいい時には『素朴な笑顔』って言われるけど、負のスパイラルに入ると『なに今頃笑ってんだ』とか、『目が笑ってない』とか言われるわけですよ」
鈴木さん「負のスパイラルに入っちゃってる感じがするんですね。総理の発言とか表情とかすべて。もっと言えば、歩き方1つもきっとそうなんでしょうね。
今まで通り歩いてても、支持率が高い時には『しっかりと足を踏みしめて、ゆっくりと歩き』なんていうふうに見えるんだけど、負のスパイラルに入ってくると、『大丈夫か？なんかよぼよぼしてるぞ』みたいなふうに、同じ歩き方でもそう見えちゃったり。
同じ笑顔でも調子がいい時には『素朴な笑顔』って言われるけど、負のスパイラルに入ると『なに今頃笑ってんだ』とか、『目が笑ってない』とか言われるわけですよ」
対策をしても批判される状況
こうなると、やることなすこと裏目に出ることになり、政策への批判も高まります。
鈴木さん「（インタビューした12月当時）経済一辺倒から少し感染防止にシフトするなっていう雰囲気があったんですね。しかもGoTo考え直すんじゃないかと思ったら、実際にそうなった。
緊急事態宣言の要請も（地域を）積極的に拡大もしてる。
それから、給付金や補償についても、例えば飲食店に材料とかを納品する業者にも、（飲食店と比べると）額は少ないですけど最大40万円出しましょうとか、イベントキャンセルの時には、お金出しましょうとか。
あと、雇用調整助成金を延長したり、いろいろやってるんですけど、何やっても遅いって言われるんですね」
鈴木さんによりますと、この現象は政権末期に見られるそうです。
かつて第1次安倍内閣の時に新潟県中越沖地震が起きた際、参院選の選挙期間中だったのですが、当時の安倍首相は選挙活動を止めて現地に行き、災害支援することを話したのですが、「選挙対策ではないか」と思われてしまい、逆に支持率が下がってしまいました。
鈴木さん「（インタビューした12月当時）経済一辺倒から少し感染防止にシフトするなっていう雰囲気があったんですね。しかもGoTo考え直すんじゃないかと思ったら、実際にそうなった。
緊急事態宣言の要請も（地域を）積極的に拡大もしてる。
それから、給付金や補償についても、例えば飲食店に材料とかを納品する業者にも、（飲食店と比べると）額は少ないですけど最大40万円出しましょうとか、イベントキャンセルの時には、お金出しましょうとか。
あと、雇用調整助成金を延長したり、いろいろやってるんですけど、何やっても遅いって言われるんですね」
鈴木さんによりますと、この現象は政権末期に見られるそうです。
かつて第1次安倍内閣の時に新潟県中越沖地震が起きた際、参院選の選挙期間中だったのですが、当時の安倍首相は選挙活動を止めて現地に行き、災害支援することを話したのですが、「選挙対策ではないか」と思われてしまい、逆に支持率が下がってしまいました。
10月までは持たない可能性も
昨年9月に発足したばかりの菅内閣ですが、衆議院の任期いっぱいとなる今年の10月まで持たないのではないかという見方も。
鈴木さん「菅さんは今、（新型コロナに対する）ワクチンにものすごく力を入れてる。『最後の賭けだ』なんて表現をする周辺の人も。
2月の終わりから打ち始めて、感染者の数が減っていくのか見えてくるのが、4月の後半ぐらい。成果が見えてくるわけですよね。
それと、3月中にオリンピックの問題が出てきますね。かなり状況が厳しいんじゃないかっていう情報が割と多いんですけれども、やるのかどうか3月から4月ぐらいにかけて結論が出ますよね」
さらに鈴木さんが注目するポイントは、4月に補欠選挙が2つの選挙区で行われること。
北海道の方は自民党が出馬を取りやめたため、もう1つの長野が負けてしまうと、自民党は2敗。
もし4月にワクチンは思ったほどの効果はないかあまり確保できない、オリンピック・パラリンピックは中止または再延期、長野の選挙で与党の負けとなれば、内閣総辞職の可能性は高くなりそうです。
鈴木さんは次の総理候補として6人ほどの方を挙げましたが、菅首相に対しては、「国民の不安感に対しては、やっぱりメッセージが非常に大事だと思うんですよね。自分は苦手だ、こういうタイプだって割り切っちゃってるのは良くないですよね」と、発信力の大切さを訴えました。
（岡本）
鈴木さん「菅さんは今、（新型コロナに対する）ワクチンにものすごく力を入れてる。『最後の賭けだ』なんて表現をする周辺の人も。
2月の終わりから打ち始めて、感染者の数が減っていくのか見えてくるのが、4月の後半ぐらい。成果が見えてくるわけですよね。
それと、3月中にオリンピックの問題が出てきますね。かなり状況が厳しいんじゃないかっていう情報が割と多いんですけれども、やるのかどうか3月から4月ぐらいにかけて結論が出ますよね」
さらに鈴木さんが注目するポイントは、4月に補欠選挙が2つの選挙区で行われること。
北海道の方は自民党が出馬を取りやめたため、もう1つの長野が負けてしまうと、自民党は2敗。
もし4月にワクチンは思ったほどの効果はないかあまり確保できない、オリンピック・パラリンピックは中止または再延期、長野の選挙で与党の負けとなれば、内閣総辞職の可能性は高くなりそうです。
鈴木さんは次の総理候補として6人ほどの方を挙げましたが、菅首相に対しては、「国民の不安感に対しては、やっぱりメッセージが非常に大事だと思うんですよね。自分は苦手だ、こういうタイプだって割り切っちゃってるのは良くないですよね」と、発信力の大切さを訴えました。
（岡本）
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