石塚元章 ニュースマン!!

2024年五輪の新競技、日本で広めた芸能人とは誰?

新型コロナウイルスによって、東京オリンピック・パラリンピックの開催が来年に延期されてしまいましたが、すでにその次、2024年のパリでは新たな種目が追加されることが決まっています。

12月12日放送『石塚元章 ニュースマン!!』では、この話題の冒頭に1983年に発売された曲、アイリーン・キャラの『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング』がかかりました。

ということは、何の種目が追加されたのでしょうか…。

CBC特別論説委員の石塚元章と渡辺美香アナウンサーが解説しました。

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パリ五輪で初採用

この曲は1983年に日本でも公開され大ヒットした映画『フラッシュダンス』の主題歌で、劇中にジェニファー・ビールスが踊っていた(実際には他の方が踊っていたそうですが)のがブレイクダンス。

床の上でぐるぐる回るという踊り方は、当時、ほとんどの日本人は知らなかったため、新鮮に映ったものと思われます。

このブレイクダンス(名称は「ブレイキン」)が初めてパリ五輪で採用されることになりますが、どんな競技方法で、どんな風に採点するのかが気になるところ。

なお、東京五輪で初めて採用されるサーフィン、スケートボード、スポーツクライミングも、引き続きパリ五輪で行われるとのことです。
 

ブレイクダンスを広めた曲

多くの日本人がブレイクダンスを知るきっかけとなったのは『フラッシュダンス』ですが、さらに日本で広く知れ渡ったのは、ある芸能人のおかげと言われています。

それは、タレントの風見しんごさん。

風見さんは『フラッシュダンス』を観てブレイクダンスを知り、自分の曲に取り入れたいと思い、独学で練習した後、1984年にシングル曲『涙のtake a chance』を発売。

萩本欽一さんの人気番組『欽ちゃんの週刊欽曜日』(TBS系)の中で披露していたこともあって、大ヒットとなりました。

実際に40代後半以上の方は、この番組で初めてブレイクダンスを知ったという方も多いのではないでしょうか。
 

世界大会でも日本人が健闘

それから35年あまり、今や日本でもブレイクダンスは浸透し、世界的な大会では日本人が結構上位に入っているということですので、日本の躍進は風見さんのおかげと言えるかもしれません。

渡辺「楽しみですね~。日本もメダルのチャンスが増えそう!」

ブレイクダンスの世界大会とオリンピックの種目とでは、採点方法などが異なるので一概には言えませんが、オリンピックで日本人のメダルも期待できるかもしれません。
余談ですが、同じく萩本さんの番組でデビューしたタレントの長江健次さんが、2006年のトリノ五輪でスノーボードのコーチを行っていたことがあるのだそう。

また、1998年の長野五輪で萩本さんが閉会式の司会を行っていたなど、欽ちゃんファミリーはオリンピックに何かと縁があるようです。

最後に石塚は、「『フラッシュダンス』も観たし、風見しんごさんの番組も観てたけど、これがオリンピックになるとは!世の中何が起きるかわからないということですね」とまとめました。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2020年12月12日07時30分~抜粋

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