石塚元章 ニュースマン!!

地理の授業で暗記した「8,848m」今後変わる?

石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室の特別解説委員・石塚元章が、今週のニュースにちなんだ数字をセレクト。

渡辺美香アナウンサーとともに紹介しています。

事前に数字予想のおたよりが番組に届いていて、「東京オリンピックの追加費用に見込まれている「850億円」や、民事再生法申請が発表されたレナウンの負債総額「138億7,900万円」などがありましたが、5月16日の放送で取り上げた数字は「8,848m」。

地理の得意な方はこれだけでピンと来るかもしれませんね。

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高さをめぐり各国が測量

これは世界最高峰チョモランマの高さとして、社会の授業で習ってきた山の高さ、標高のこと。

「母のシワ」などといって、数字を覚えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに日本一高い山の富士山は3,776mで、「みんなでなろう富士山」などとなぞらえていました。

そのチョモランマの標高について中国が再測定をすると発表し、今月から山を登っています。

この8,848mという数字ですが、1950年代にインドなどの測量隊が計測した数値ですが、その後アメリカの調査では8,850m、2000年代に中国が調査した結果では8,844mと、さまざまな結果が出ています。

また、ネパールは昨年すでに測量を行っており、現在分析中とのことですので、中国よりも先に結果が出そう。

最近はGPSなど測量技術が向上してきているため、さらに正確な結果が得られそうですね。
 

日本で最も低い山論争

山の標高を巡っては、これまでにも変わったことがあり、例えばアフリカ最高峰のキリマンジャロは長らく5,895mと言われていましたが、実際にはそれより3m低いのではないかとされたり、日本でも北アルプスにある剱岳(つるぎだけ)が、2004年に実際は1m高いと発表されたりしました。

このように、測量の仕方や測量技術の向上によって数値が変わることがありますが、どこが一番高い山なのかだけでなく、どこが一番低い山なのかという論争に影響を与える場合があります。

大阪市港区の水族館「海遊館」が近くにあることで知られる天保山は標高4mほどで、かつては「日本一低い山」と言われてきました。
しかし仙台にある日和山が、東日本大震災の影響で削れて3mほどになってしまい、2014年(平成26年)に日本一低い山となりました。

この日本一低い山論争に対し、徳島県にある標高6.1mの弁天山も加わり、「天保山と日和山は、人間が土を積んでできた人工的な山であって、自然にできた山で日本一低い山はウチだ!」と主張しています。

2番は意外と知られていなくて、知名度が格段に違うということから、1番というのにこだわるのもある意味、納得できますね。

ちなみに世界で2番目に高い山はパキスタンと、中国ウイグル自治区の国境にあるK2、日本で2番目に高い山は山梨県南アルプス市の北岳ということです。
(岡本)
 
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2020051608~抜粋

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