石塚元章 ニュースマン!!

デンキウナギの電気でツリーが点灯!世界に先駆けていた鳥羽水族館

アメリカ南部テネシー州の水族館では、デンキウナギの電気で水槽の脇のクリスマスツリーを点灯させるという展示が人気を集めています。

12月7日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』のゲストは、独立法人国際協力機構(JICA)のシニア海外協力隊の民間連携隊員として、パラオ共和国に2年間派遣されることになった、鳥羽水族館 企画広報室部長の杉本幹さん。

同じく水族館に務める杉本さんから、デンキウナギのニュースに対し意外なコメントが飛び出しました。

[この番組の画像一覧を見る]

テネシー州まで行かなくても

デンキウナギの電気でクリスマスツリーを点灯させるという発想に「なるほど!そういうことできちゃうのか!」と感心した様子の石塚。

早速杉本さんにお話を伺うと、杉本さんは「これがニュースになるのがビックリしました!」と笑います。

実は「鳥羽水族館でまさに、デンキウナギによるクリスマスツリーをやっております!」と高らかに宣言する杉本さん。

石塚「やっている!?テネシー州まで行かなくても見られる?」
杉本さん「はい、鳥羽水族館へお越しください(笑)」

実は水族館あるある

しかも、この取り組みはかなり前から行っているものなんだとか。

「そういえばニュースで見たことがある気がする…」と徐々に思い出した様子の石塚。

「世界に先駆けてやっていた、と言ってもいいかもしれないですよ?」と言う渡辺美香アナに、石塚は「これをうれしがって流した通信社は何を考えて…」と嘆き節です。

「アメリカで取材せずに鳥羽へ行け、ということですかね」と皮肉交じりの石塚に、「日本の皆さんね、いろいろ興味あるので。他の水族館でもちょくちょく。デンキウナギ、わりと有名ですよ」と杉本さん。

デンキウナギの電気を使ったこのちょっとした遊びは、全国各地の水族館でもよく見られる展示のようです。

「これはアメリカからわざわざ『すごいぞ!』って書くのが、ちょっとセンス疑うね」とちょっぴり悔しそうな石塚を、「向こうの方ではレアなのかもしれませんね」とフォローする杉本さん。

ツリーが光る仕組み

デンキウナギは800ボルトもの電圧を出すことができますが、実際にこれでクリスマスツリーを点灯させられるというわけではありません。

電気が発生したという信号をきっかけにスイッチがオンになり、クリスマスツリーが光るという仕組み。

細胞が電気盤のようになっていて、その信号を受け取って光らせているという形だというのです。

デンキウナギの電気は、エサとなる魚をしびれさせるために一瞬しか出ないもの。

獲物が近くに来ると興奮して電気を出し、感電して弱ったり気絶したりした魚をデンキウナギが食べるという仕組みなんだそう。

渡辺「ずっとチカチカ点灯させておく用ではないんですね」
杉本さん「一瞬そうするだけなので。常にビリビリ電気を出しているわけじゃないんです」
石塚「疲れちゃいますね」

エサで興奮!

エサを入れるとそのニオイなどに反応するため、鳥羽水族館ではこの展示のためにデンキウナギのエサの時間をお知らせしているそうです。

「普段でも興奮すると出すんですけど」という杉本さんに、「人間も興奮すると電気起こせるといいね」と、なぜかうらやましがる石塚。

石塚「同じ生き物なんだからね」
渡辺「身体は疲れそうですね(笑)」
石塚「『あいつ今興奮してやがんの』ってわかっちゃうのね」

楽しい想像が広がった後で、「なんちゅー話をしてる」と、ふと我に返った石塚でした。
(minto)
石塚元章 ニュースマン!!
この記事をで聴く

2019年12月07日08時00分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報