石塚元章 ニュースマン!!

6年後、ある職種が27万人も足りなくなる?深刻な人手不足問題

石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室の特別解説委員・石塚元章が、今週起こったニュースにちなんだ数字を選んでいます。
10月26日の放送で石塚が選んだ数字は「27万人」でした。

これは2025年、日本のある分野で足りなくなると予測されている人の数。ここ最近、あらゆる職種で人手不足が問題となっていますが、この27万人は人の命にも関わるかもしれないという深刻な数字なのです。

いったい、どの職種のことでしょうか。石塚と渡辺美香アナウンサーが解説しました。

日本にのしかかる2025年問題

その職種とは、看護職員の数で、看護師や准看護師、助産師や保健師などが含まれます。

三重県の県庁所在地である津市の人口がおおよそ28万人ですので、それに匹敵するぐらいの人が、わずか5年後には不足しているというのは、かなり足りないという印象を受けます。

これは厚生労働省が21日に発表した数字で、最小で約6万人、最大で約27万人と推計しています。

この数字の差は、ライフワークバランスを進めるかどうかによるもの。

例えば、残業を10時間以内で有給休暇を年間5日以上取得した場合だと約6万人ですが、残業なしで有給休暇を年間20日以上取得した場合で計算すると、1人あたりの労働時間が減りますので、それだけ人手が必要ということになります。

人手不足の原因は、今よりも労働環境の改善が必要であることと、高齢化でお世話になる人が増えてくることによるものだと言えます。

また、2025年は人数が多い団塊の世代が75歳を迎える年でもあるため、さらに大きく需要が増えていく原因ということです。

2025年以降に看護職員の必要な人数が大きく増えていき、医療費も増大していく、一方で労働者人口は今も減り続けているということから、これが「2025年問題」と言われています。

また、人手不足が目立つのは地方よりもむしろ都市部だそうで、需要の伸びに対して、供給が追いつかないということのようです。

人手不足で終電も早くなる?

人手不足といえば、最近、別の分野でもニュースもありました。

JR西日本は24日、近畿エリアの在来線について、2021年春のダイヤ改定を目標に、都市部の終電時刻を30分ほど早めるよう検討すると発表しました。

大阪駅や京都駅、三ノ宮駅(神戸市)などの主要な駅では、午前0時頃にすることも考えているそうです。

現在、大阪方面から神戸方面へ向かう平日の終電は、三ノ宮駅では深夜1時に到着し、西明石駅(明石市)まで走っています。

終電の時間を早めたい原因も人手不足。
今は少ない人手であっても大急ぎで保守点検をしなければなりません。

そこで、電車が走っていない時間を長く取ることで、労働環境を改善するという狙いがあるそうです。
また、昔よりもそこまで遅くに電車を走らせる必要も減ってきたのかもしれません。

渡辺アナ「モーレツ社員の時代も終わったので、早く帰って家で飲みましょうという」

最後に石塚は、「終電まで夜遊びしてんじゃねえよという、そういうこともあるかもしれません」とまとめました。
(岡本)
 
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2019年10月26日08時36分~抜粋

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