新しい地図記号を追加「自然災害伝承碑」って何?

石塚元章 ニュースマン!! / ニュース

小学校の時に習った地図記号は覚えてますか?
漢字の「文」っぽいのは学校、歯車っぽいのは工場なのか発電所なのかどっちだっけ?などと、いろいろ覚えたものですが、今やいろんな記号が増えているのはご存知でしょうか。

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、今週起こったニュースにちなんだ数字をCBCC論説室の特別解説委員・石塚元章が選んでいます。

6月22日の放送で石塚が選んだ数字は「158」でした。
地図と関係がある数字ということなのですが、何の数字なのでしょうか?渡辺美香アナウンサーとともに紹介しました。

自然災害伝承碑とは?

国土地理院が6月19日から「自然災害伝承碑」という新しい地図記号を1つ追加しており、すでにパソコンなどで見られる地理院地図では表示されています。

自然災害伝承碑とは、日本全国に建てられている石碑で、「自分が住んでいるところにはかつてこんな災害が発生して、これだけの方が犠牲になってしまった。だから普段から災害に備えておきましょう」ということを知らせるためのものです。

今日の数字の「158」ですが、その自然災害伝承碑を今回地図に載せたのが、日本全国に158か所というわけです。

この数を多いと見るか少なく見るかは人それぞれだと思われますが、少ない気もします。もちろん災害は今までもっと発生していますので、これは第1弾なのだそうです。

なお、地図記号は石碑そのものの形をしており、わかりやすい記号となっています。
 

地図記号が増えたきっかけは?

この自然災害伝承碑は昔からあったものですが、なぜ今、地図に載せることになったのでしょうか。

それは昨年、西日本豪雨災害において広島県坂町で甚大な被害を受けてしまったことがきっかけです。実は約100年前にも大きな水害が発生しており、先人が未来の人々に伝えようと石碑を建てていたのです。

しかし、残念ながらそこに住んでいる方々に対して、十分に意図が伝わっていなかったのだそうです。

そこで国土地理院が2019年から各地の自然災害伝承碑の位置と伝承内容について、地方自治体などと連携して情報を収集し、地図情報の公開となったわけです。
 

パソコンの地図の便利な点

全国に158か所あるということですが、そこには東海地方の2か所が含まれており、岐阜県白川町で集中豪雨によりバスが転落した場所にある「天心白菊の塔」と、三重県木曽岬町にある「伊勢湾台風締切記念碑」があります。

パソコンやスマホで地図が見られるのですが、便利なところは、そこの地図記号をクリックすると、石碑の所在地だけでなく、被害の内容や災害の理由なども見ることができるという点です。

石塚は最後に「自分の地元にどんな石碑があるのかを知っていただいて、どういう災害があったのかも確認していただければ。ぜひ1度、新しい地図記号の自然災害伝承碑をご確認いただければと思います」とまとめました。

ちなみに、パソコンやスマホを持っていないという方は、9月以降に紙の地図にも順次追加されていくということですので、手元に置いてみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
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2019年06月22日08時30分~抜粋

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