石塚元章 ニュースマン!!

増える力士のケガ。なぜ無理に出場するのか?

『石塚元章 ニュースマン!!』6月15日の放送は、スポーツライターの小林信也さんをゲストに迎え、リスナーから番組宛てに届いたスポーツに関する質問に答えました。

その中から、ここでは相撲に関する質問について取りあげます。

聞き手はCBC論説室の石塚元章特別解説委員と渡辺美香アナウンサーです。

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増える力士のケガ

名古屋では7月から恒例の「大相撲名古屋場所」が開催されますが、力士にとって最も気になるケガに関する質問が届きました。

「私は相撲に興味が強く、名古屋場所は必ず観戦しています。
ただその中で心配なのが、関取のケガなんです。遠藤、宇良、貴景勝など、人気が出てきたらすぐにケガをして、その後は良い成績が出ない関取が多いですよね。ケガをしていてまともに勝てるはずがないのに、なぜ出場しようとするのでしょうか?
そういう空気というものが強く存在するのでしょうか。個人または部屋独自の問題なのでしょうか」(Aさん)

ケガが多い原因としてよく言われるのが力士の巨大化だそうで、体重が大きくなればなるほど、自分の身体が支えにくくなり、お互いにぶつかった時の衝撃は当然大きくなります。

ただ、小林さんは「それ以上に相撲の変化が大きく、だからこそ巨大化しないと勝てない」として、技ではなくパワー重視となっている取り組みの傾向を、ケガの原因として挙げました。
 

無理して出場を強行する理由は?

そして、「ぶつかった瞬間にひざをガクッとさせる力士がたまにいます。あれこそ最高の技が決まった瞬間。相手に呼吸で負けていると、エッという負け方をするんですね。見ていると一番情けない感じなんですけど、最高の勝ち方なんです。何もしてないのに相手が負けるみたいな」と解説しました。

単に早く仕掛けた方が勝ちとか、力の強い方が勝ちというわけではなく、タイミングを計った技を見せる取り組みは減ってきているようです。

「(技を見せるような取り組みが)復活しないことには、本当の意味で相撲の面白さは出てこない」と小林さんはまとめました。

そして、最初の質問に戻り、なぜケガをおしてまで出場するのかということですが、小林さんによれば、これは公傷制度がなくなったことで、休むとすぐカド番になってしまう恐れがあるためだそうです。

ケガが増えており、しかも重いケガが増えているという現状と、それをフォローする公傷制度がないという点で、相撲協会は何らかの対応を考えなければいけない時期に来ているようです。
 

名古屋場所の注目ポイントは?

休みと言えば、気になるのが横綱白鵬の休場。
このところ何度か休場しており、最近では五月場所で初日から休場していました。

白鵬について小林さんは、「これは批判もあるでしょうけど、でも白鵬が休んでいる時に若い力士たちが活躍できる場があるという、不思議な新しいパターンですね」と評しました。

そして、新しい相撲の楽しみ方があるとして、「毎場所新しいスターが誕生するという意味では、新旧交代の1つの舞台になってますよね。勢いに乗った力士が優勝できる場所がある、最近では御嶽海は強いので、着実に力を付けてきたら良いと思いますね」とも語りました。

最後にこの名古屋場所の見どころについて、石塚が尋ねました。

小林「若い力士で有名なところでは豊昇龍。朝青龍の甥っ子さんですね。もう幕下の上位で、いつ十両に上がっても(おかしくない)。
もう1人納谷、大鵬親方のお孫さん、貴闘力の息子さんですけど、188cmあってプロ入り前から注目されてました。

それから、まだみなさん知らないけど、これは面白いなという力士を自分で探す。気に入った力士を応援するというのが、相撲の醍醐味になると思いますから」

もし、東海地区に住んでいる方には、せっかくなので早い時間帯から会場に行ってみることをおすすめする、とのことでした。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2019年06月15日08時13分~抜粋

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