石塚元章 ニュースマン!!

東海地区で3店が3つ星獲得!ミシュランガイド本来の使い方とは?

飲食店の格付けで有名なミシュランガイドですが、5月17日に初の東海版が発売され、愛知で2店、三重で1店が三つ星を獲得したと話題になっています。

18日放送『石塚元章 ニュースマン!!』では、日本ミシュランタイヤ株式会社のミシュランガイド事業部事業開発担当部長の伊藤孝泰さんに、ミシュランガイドの使いこなし方について、お話を伺いました。

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食のクオリティが高いエリア

17日に発売された『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版』では、3店が三つ星として掲載されていますが、この数は多いのでしょうか。

「数としては、すごいことだと思います」と答える伊藤さん。
理由は世界で3つ星を獲得した店は、130件ほどしかないためです。

また、東海版自体には536店が掲載されています。
これだけの数が載るということは、東海地区の食のクオリティが高い証明でもあります。
 

意外と知らない掲載基準

では、そもそもミシュランガイドにはどんな基準で店が掲載されるのでしょうか。

料理のジャンルを問わず、統一した5つの評価基準があるそうで、その5つとは「素材の質」「料理技術の高さ」「独創性」「価値に見合った価格」「常に安定した料理の一貫性」だそうです。

ここでふと気づくのが、評価は料理そのものであって、お店自体に関する良さなどは含まれていないこと。
店の内装が良いとか、店の方の愛想が良いなどは無関係ということになります。
私たちが「この店は良いか悪いか」と判断する考え方とは、ちょっと異なるかも知れません。

ただ、ミシュランガイドでは、お店の快適度についてはスプーンとフォークのマークの数で別途評価しています。

店の雰囲気も大事という方は、星の数だけではなく、そちらのマークもチェックした方が良く、その点を頭の隅に置いて、ミシュランの評価を考えた方が良さようです。
 

お手頃な価格のお店も

「星の付くお店は高価な料理が多く、自分には手が出せない!」という方は、5,000円以下でコストパフォーマンスの高いお店を紹介する「ビブグルマン」のコーナーをチェックしましょう。

さらに、ミシュランの基準を満たしたお店として「ミシュランプレート」という評価もあります。

全部で5段階の評価がありますが、伊藤さんは評価の使い方についてこう語ります。

「決して星だけでなくて、TPOに合わせてお使いいただきたいなと。
例えばビジネスで使用する場合、食事に集中するより楽しくしたいなという時は快適度の高いお店を選ぶとか、興味深い日本酒があるとか、さまざまなマークがついていますので」

さらに「ビブグルマンはコストパフォーマンスということもあるんですが、未来の1つ星の予備軍とも言えますので」と、安さだけではない良さがあると語りました。
 

ミシュランガイドの使い方

最後にミシュランガイドの使い方についてまとめる伊藤さん。

「ガイドブックなので、評価だけにフォーカスせず、みなさまにお使いいただきたいと思います。東海は536軒ものレストランが掲載されているわけですから、ぜひいろいろなところに行って、楽しんでいただきたいなと思います」

また、ミシュランガイドでは有料会員サイトを開設しており、これまで紹介してきた日本全国のお店の情報が掲載されているとのことです。

本だと情報が古いままということがあり、場合によってはすでに閉店してしまっているということもありますが、サイトでは情報が更新されていますので、興味のある方はこちらも合わせて利用されてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2019年05月18日08時12分~抜粋

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