2017年7月1日(土)

藤井聡太四段に立ちはだかる大きな壁。知られざる将棋の世界。

つボイノリオの聞けば聞くほど / ニュース

29連勝の記録を打ち立てた、デビューから公式戦負けなしの最年少プロ棋士、藤井聡太四段。
7/2(日)の第30期竜王戦決勝トーナメント2回戦で、ランキング戦4組優勝の佐々木勇気五段と対戦します。

その佐々木五段にも、いま注目が集まっているんだそうです。
それにはこんな理由がありました。

「“将棋界きってのイケメン”と言われている佐々木五段。眉目秀麗な佐々木五段の活躍次第によっては、この将棋人気にもさらに拍車がかかってくるのではないでしょうか」(Aさん)

今、将棋界にスポットライト

30連勝の記録がかかった藤井四段の次の対戦相手である佐々木五段は、イケメン棋士として有名な22歳。

藤井四段の快進撃で将棋そのものがブームになっているため、佐々木五段の他にも、バラエティー番組で人気者となった“ひふみん”こと先日引退した加藤一二三(ひふみ)九段など、他の棋士の方々も注目を集めているのです。

一方、空前の将棋ブームのために、こんな困った事態も起きているようです。

「孫に将棋盤を買ってあげようと思ってアマゾンを見て驚きました。出品しているお店ではほとんど在庫切れ」(Bさん)

「Bさんのようにこの時期に思い立って『将棋盤買ってみようかな』という人が、全国にいくらでもおる、ということなんでしょうね!」
つボイノリオの言葉にも熱がこもります。

藤井四段が戦っているのは?

「そんなブームに乗っかって、今回は将棋のお話」と始める小高アナ。

将棋には8つのタイトルがあり、それぞれ予選リーグやトーナメントで、タイトル保持者への挑戦権をかけて戦います。
つまり、優勝者のみが現在のタイトル保持者と最後に戦うことができるという仕組みです。

いま藤井四段が挑戦しているのは、読売新聞社が主催している「竜王戦」というタイトル。
実績に応じて棋士を6組に分けたトーナメントを実施し、各組の上位が本戦トーナメントに進みます。
藤井四段は今後、さらに強い相手と戦うことになるというわけです。
この戦いの中には、別のタイトル保持者も参加しているため、強者と当たるという可能性もあるのです。

本戦トーナメントの最終戦は3番勝負。これを制した者が、いよいよ竜王に挑戦することができます。

現在の竜王は、渡辺明さん33歳。
史上4人目の中学生棋士としてデビューし大変話題となった方で、過去に竜王戦で9連覇したこともある実力者なのです。

いざ、渡辺竜王戦!

竜王との対戦は、持ち時間がそれぞれ8時間ずつの計16時間。
2日間かけて七番勝負で行われます。

「長いですね~」と、しみじみ本音がもれてしまうつボイ。
竜王戦は10月から12月にかけて開催されます。

この竜王戦でもう一つ話題になることと言えば、タイトルの中でも最高金額である優勝賞金。
実は最後の竜王戦だけではなく、トーナメントを勝ち進んでいくごとに賞金を手にすることができるのです。
最終的に渡辺竜王に勝利した場合、手にできる賞金はなんと4,320万円。

藤井四段の場合は対局が多いため、その対局料と合わせると、勝てば5,323万円にも…と言い終わらないうちに自ら「14歳!」と勢いよくかぶせる小高アナ。

つボイも「14歳でそういう可能性がある。もらうもらわないは別にしても。(自分は)可能性すらなかったですからね。アルバイト禁止だったし。親からもらう小遣いぐらいが自分で自由にできるお金だったんですよ」と嘆き節。
一方「お母さんドキドキします。通帳作って待ってるよ、私ね」と、母親目線で皮算用を始める小高アナ。

竜王戦以外のタイトル

400年前から続く、最も長い歴史を持つのが、毎日新聞社主催の「名人戦」。
中日新聞社など5社が主催する「王位戦」。
日本経済新聞社主催の「王座戦」。
将棋戦で唯一敗者復活戦があるのが、共同通信社主催の「棋王戦」。
スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社が主催の「王将戦」。これは名人戦の次に古い歴史を持つタイトル戦です。
産経新聞社主催の「棋聖戦」。
それぞれのタイトルで、開催時期や持ち時間など特色が異なっています。

そして今年からドワンゴ主催の「叡王戦(えいおうせん)」がタイトル戦に昇格し、34年ぶりに8大タイトルとなりました。
「Google王座戦とかね、そのうち新聞社のみならず他の業種のタイトルも出てきそうな気もしますね」時代の流れを感じる、と語るつボイ。

知られざる段位の仕組み

将棋のプロは四段から九段まであり、デビューしたての藤井聡太棋士は一番下の四段。
プロになる前は奨励会の段級位で、6級から三段まで。

プロ認定される四段からは、それぞれの段位における既定の勝ち星をあげると昇進となります。
四段は五段に上がるには100勝が必要ですが、藤井四段は連勝しているためペースが大変早いということです。

「私の柔道の引き分けで初段になったのとは訳が違うんですよ」
どうしても自分と比較してみたくなるつボイ。

タイトル戦の挑戦者になったり、タイトルを獲ったりするとすぐに上がることもあるそうですが、負けたからといって段が下がることはありません。
よって段位と強さは必ずしも比例するわけではなく、試合で四段が九段に勝つこともあるという訳です。

その時点での強さは段位ではなく、名人戦の予選にあたる順位表が参考になります。
クラスが1番上のA級から一番下のC級2組まで5クラスあり、リーグ戦で参加棋士の順位を決めるというもので、大相撲の番付に似ています。
成績上位者はクラスや段が上がっていきますが、成績が下がった場合は段ではなくてクラスが下がっていくのです。

「藤井竜王」誕生なるか

タイトルを獲得すると「佐藤名人」「渡辺竜王」など、そのタイトル名で呼ばれることとなります。
羽生善治さんは現在「王位」「王座」「棋聖」の3タイトルを保持しているので、羽生三冠と呼ばれているのです。
なんと、かつては七冠だったこともあるんだとか。

もし、現在戦っている竜王戦で藤井四段が勝利した場合、「藤井竜王」と呼ばれることになるということです。

もうすぐ30

現在127人いるプロ棋士の内、最上位の九段は27人。
どこまで、どのくらいの期間で藤井四段が食い込んでくるのか楽しみですね。

藤井四段の30連勝祈願で「水谷ミミさんの『もうすぐ30』をかけてくださいね。30勝を目指すためにはこの曲が必要ではないでしょうかね」というリクエストをお二方からいただいております。
6/27の放送のように29連勝祝いの「キン肉(29)マン Go Fight!」をかけている場合ではないということです。

「上の世界を知りました!」とつボイ。
「壁はものすごい厚い」と小高アナ。
知れば知るほど、将棋の世界の奥深さと難しさを痛感した二人でした。
(minto)

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