2017年12月27日(水)

ITジャーナリストが警告。データで見る”ながらスマホ”の危険性

北野誠のズバリ / ニュース

12月25日の『北野誠のズバリ』では、ITジャーナリスト井上トシユキが、ながらスマホの危険性を警告しました。

一向に減らない、ながらスマホの事故に井上トシユキも北野誠も厳しく苦言を呈しました。

ながらスマホの事故だけが急増

データによると、2011年から2016年まで、全国の交通事故の件数自体は約28%、3割近く減少しています。
しかし、ながらスマホによる交通事故だけが1,280件から1,999件と5年間で60%、6割も増えているそうです。

これは認知件数なので、警察が把握していないもの、当事者同士の話し合いで済ませて、届出はしなかったものなどを入れると、もっとたくさんの事故件数があるようです。

「東新町の帝王もベテランさんもよく見かけはると思いますけど、東新町の交差点ですら、ながらスマホ、歩きスマホでヒヤッとするね」

ちなみに「東新町」とはCBC近くの町名です。
「東新町の帝王」「東新町のベテラン」の異名を持つ北野誠は、こう語ります。

「東新町、意外と多いですよ。まだ歩きスマホはこっちが見てたら大丈夫やけど、自転車に乗ってくるやつは怖い、ホンマに。なんで、あんなんすんのかと思うわ」

迂闊にできない、ながらスマホの怖さ

「実際、ある女子大生がスマホで音楽を聴きながら電動自転車に乗り、片手にコーヒーを持ってひじをハンドルに置いて、もう片方はやっぱりひじをハンドルに置いてスマホを持って。
で、このコーヒーカップを持っている右手で、スマホゲームをしながら自転車に乗ってて…」

井上が話し終わる前に、北野が割り込みます。

「ほんで、おばあちゃんを撥ねたんですよ。電動自転車だから凄いスピード出るねん。電動自転車って下手したら、スピード的に原付超えてるから」

12月14日に報道された事故です。どうやって運転するの?と印象に残っている人も多いはず。

ながらスマホで高額な賠償金

井上「これはね、裁判になって、おばあちゃん自体が75歳なんですけども、75歳でもいままでの裁判の判例でいきますと、遺失利益が2,000万~2,500万円認められるんですって」

ミニマムでも2,000万~2,500万の賠償金を払わなければならない可能性が出てきます。しかも事故を起こしたら、その後の人生に賠償責任というものがついて回るわけです。

井上「軽い気持ちでながらスマホやってたら、何千万ってなってしまうわけです。これ、人生狂わせかねない。でも、ながらスマホはどれくらい怖いかってことは、なかなか浸透しないんですよね」

全員、歩きスマホだったら

2014年にNTTドコモが、歩きスマホの事故防止及びマナー向上のキャンペーンの一環として、動画を公開しました。
これは今でもネット上で公開されていて、そのタイトルは「全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点」。

青信号の46秒間の間にどれだけの人が渡れるものか、渡れないものか、のシミュレーションCG動画を作りました。愛知工科大学工学部情報メディア学科の小塚一宏先生が協力しています。

1,500人を三つのグループに分けて、500人ずつが3方向からスクランブルを渡ってきます。早く歩く人、ゆっくり歩く人とか、ぶつかった時にはスマホを落とすとか、謝るとかのアクションをそれぞれランダムにする設定をしました。

1,500人が一斉にスクランブル交差点でながらスマホをやっていくと、衝突件数446件、転倒件数103件、スマホ落下21件。そして横断成功したのは何と1,500人のうちのたったの547人。

井上「3分の1ぐらいしか渡れないということで、混乱状態に陥ってしまうぐらい危ない」

視野が20分の1に

さらに説明を加える井上。

「どれぐらい危ないかということが、もう一個数字で出てます。実は歩きスマホの場合、1.5メートルまで近づかないと、何かが来てることに気がつかないんですって」

ということは、時速20キロぐらい出ている電動アシスト自転車の場合、気づいても制動できず衝突に至ります。

北野「事故を起こしたこの女子大生の場合、ブレーキに手を置いてないということですもんね。コーヒーカップを持って、スマホ触ってるわけだから。しかも電動自転車やろ?怖いわ」

しかも歩きスマホ、ながらスマホをやっている時は、通常時に比べて視野が20分の1になります。

井上「皆さん、テレビとかパソコンの画面を20分割して、その一個しか見えないと思ってください。こうなると、ごくごく一部しか見えず、全体に至ってはほとんど把握できていません。ながらスマホ、歩きスマホがどれくらい危ないかわかると思います」

トラブルは過激化する方向へ

歩きスマホのトラブルはどんどん過激化してきているようです。

北野「これは、数字が出てるわけじゃないですけども、実際に目撃した例で、歩きスマホ同士でぶつかって、胸ぐらをつかみ合ってるなんて、最近よう見るんですよ。両方ともが歩きスマホやってんのに、何を偉そうに文句言っとんねん」

井上「ゲームに限らずSNSをやってる人も多いですし、ニュース見てる人も多いですし。絶対危ないです。特に人がたくさん来るところでは危険極まりない」

お酒を飲んでながらスマホも危険

井上は最後にもう一つ、お酒飲んでのながらスマホの危険性を指摘しました。

「僕、ある東京の駅で見かけたんですけども、本当に線路に転落しかけてはったんですよ」

北野「酔っ払いのホーム転落率と歩きスマホ、ながらスマホのホーム転落率は凄い高いんですよ。酔っぱらって電車乗ろうと思ってスマホいじっとったらあかんよ」

井上「あれ、ヤバいですね。びっくりしましたもんね」

最後に井上トシユキが痛切に訴えかけます。

「年末年始、飲む機会もあります、遠出する機会もあります。人がたくさん集まるところに行く機会も増えます。なので、お願いですから、歩きスマホは止めましょう」
(尾関)

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