2017年10月7日(土)

「キツネ色」ではない黒いキタキツネ、北海道で発見!

多田しげおの気分爽快!! / ニュース

10月5日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』では、「北海道の知床半島で、黒いキタキツネが撮影された」という話題を取りあげました。

本来はタヌキなどの動物の生態を捉えるため、山の麓にカメラを設置していたところ、たまたま黒いキタキツネが映ったことが、ニュースになりました。

「キツネ色」という色の呼び方があるぐらいですから、キツネの毛の色と言えば、オレンジっぽい黄色をすぐに思い浮かべますが、なぜ全身が黒いキタキツネが発見されたのでしょうか。

今回はそのカメラを実際に設置した、北海道斜里町にある知床博物館の学芸員、村上隆広さんに多田しげおがお話を伺いました。

北海道でキタキツネはやっぱり身近

北海道では、キタキツネは車で走ると道端に出てくるのを見かけるぐらい身近な動物ですが、まずはどんな動物なのか、村上さんに聞いてみました。

普通の大きさは1~1.2mぐらいで、生息地は北海道全域で、市街地でも現れますが、基本的には草原が好きです。

エサはネズミやリス、地面を這う昆虫や木の実、鮭やカラフトマスなどの魚と、いろんな物を食べます。本当はダメなのですが、観光客がエサを与えると、何でもよく食べたりしますね。

キツネが黒くなる理由とは?

改めて村上さんにキタキツネの普通の毛色を確認したところ、やはり黄色やオレンジだそうですが、実は時々、黒い色が混ざる場合があるそうです。

ただ、今回村上さんが確認したのは、色が混ざっているどころか真っ黒で、最初は犬かと思ったそうです。
ではなぜ黒くなったのでしょうか。村上さんが推測する理由は2つあります。

一つ目は、大正から昭和にかけて、北海道では毛皮が養殖されていましたが、オレンジや黄色だけでなく、黒や青などの変わった色のキツネを育てていたためで、カナダや千島列島など別の地域からキツネを取り寄せ、交配させていたからではないかというものです。

かつては19ヶ所養殖場がありましたが、そこから野生化して棲んでいる可能性があります。

そのようなキタキツネは、普段は他の毛色に混ざり、覆い隠されていて見えないのですが、交配することで表に色が現れる場合があるそうです。

二つ目の理由は、元々いろんな体色のキツネがおり、中にはまれに真っ黒なキツネもあり得るためです。

背中に十字の模様を持つキツネ

他に珍しい色の例としては、黒っぽい色とオレンジ色のキツネが交配すると、「十字キツネ」と呼ばれるキツネが生まれる場合があるそうで、村上さんは今までに3回ほど見たことがあるそうです。

前あしが黒く、背中に縦線が入って十字のような模様があることから名づけられています。

他にはアルビノと言われる白っぽい色のキツネもいるそうです。

黒いキタキツネはあまり数が多いわけではありませんが、5月には、とかち帯広空港の周辺で目撃されています。
少しは自然界に居るということであって、私たちが知る動物は、ごく一部なのかもしれませんね。
(岡本)

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