2017年9月26日(火)

終わらない「消えた年金問題」 もう一度自分の年金を確認しよう!

北野誠のズバリサタデー / ニュース

9月23日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、年金支給漏れ問題について取り上げました。

20日、加藤厚生労働大臣は衆議院厚生労働委員会の閉会中審査で、配偶者の基礎年金に特例として上乗せされる振替加算の支給漏れが10万6000人分、598億円分見つかったことを陳謝しました。

業務の手順の見直しやシステムの点検など、再発防止に努めるとしていますが、今回の支給漏れは連携ミスが主な原因であり、数年前から問題があるのを知りながら放置していたことが指摘されています。

この問題について、特定社会保険労務士の三宅明彦さんに北野誠が伺いました。

年金のシステムはまだバラバラ

2015年10月から、公務員の共済年金と民間の厚生年金の格差を是正するため、2つの年金が一本化されましたが、なぜ公務員の共済年金だけ支給漏れが発生したのでしょうか。

三宅さんは「年金の一元化後も、記録管理は相変わらず別々だったため」と説明しました。

日本年金機構で共済情報連携システムが導入されたのですが、すべての記録が確認できるわけではなく、2つの年金に関するコンピュータシステムが別々に動いたままであるため、データは一括管理されていないのだそうです。

それでも年金の支給に問題はないように、情報交換はする仕掛けになっているはずだったのですが、データ入力の段階などでミスが出てきたということです。

他にも支給漏れはある?

実は「消えた年金問題」はまだ解決していないままで、2,000万件弱が残ったままです。
ここで個人事業主である北野が気になったからか、「国民年金などは大丈夫?」と聞きました。

三宅さんは「今回は『振替加算』という年金の仕組みが難しかったことが原因で起きたミスであり、ある一定の条件に合致した元公務員の妻10万人のみが対象となっている」と説明しました。

さらに北野は「今回は(支給漏れへの)対応が速かったですね。今まではこんなにさかのぼって全額払ってくれました?」と尋ねます。

三宅さんは「支給の時効は5年で、これまではたとえ日本年金機構のミスであっても5年分しか支払ってくれなかったのですが、今回は年金機構の独自調査で見つかったため、時効を撤廃したそうです。今回は手厚く対応した方ですね」と感想を述べられました。

年金記録はどうやって確認する?

公務員は退職する前に、年金に関する退職者向けセミナーはありますが、民間では大企業ではない場合や、労働組合などがない場合などは説明会をあまりしてくれないため、自分で知識を仕入れて手続きしなければなりません。

「やっぱり、時々年金手帳は時々確認すべきでしょうか?」と尋ねる北野。

三宅さんは「今は誕生月に『ねんきん定期便』というお知らせが来たり、インターネットサイトの『ねんきんネット』で自分の年金記録が確認できるようになっていて、昔よりは確認できる手段が多くなり、かなり良くなった」と、年金の確認方法について説明しました。

さらに「年金は生活に密着した制度なのに、リタイアする直前まであまり年金のことを知らないという人が多いですが、人によっては毎月、税金より高い金額を払っていますので、どのように使われるのだろうとか(興味を持ってほしい)。
最終的には自分のことなので、年金記録を確認した方が良いです」とまとめました。
(岡本)

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