政治経済ポッドキャスト『森永大学 政治経済学部』。
なんと今回はスペシャルゲストとして、
日本を代表する総合格闘技イベント「RIZIN」を率いる榊原信行CEOが登場。
自身も格闘技を実践する経済アナリストの森永康平が
格闘技界のトップランナーに
「興行・ビジネスとしての格闘技」の裏側を鋭く切り込む!!
長く格闘技界を牽引した榊原氏だからこそ言える、
「プロの格闘家になる条件」とは?
(インタビューを一部再構成しブログに掲載)
【トップランナーに聞く】PRIDEからRIZINに至るまで・・・マネタイズのカタチが全く違う!
✔地元・愛知と格闘技界への足跡
森永: 改めて本日のゲストは、総合資格格闘技イベント「RIZIN」を率いる榊原信行CEOです!よろしくお願いします!
榊原: よろしくお願いします!
森永: まず、CBCラジオの地元でもある愛知県とのゆかりについてもお伺いしたいのですが、榊原さんは半田市のご出身ですよね?
榊原: 生まれたのは名古屋市なんです。おふくろの実家が名古屋にあって。その後、親父の転職に伴って半田市に引っ越して、小・中・高校と半田で育ちました。
森永: 愛知大学を卒業された後、東海テレビの関連会社(東海テレビ事業)でイベント事業に携わられたのが、興行の世界への第一歩だったわけですね。
榊原: そうですね。1997年にナゴヤドーム(現バンテリンドーム)がオープンした年、K-1のナゴヤドーム大会をサラリーマンとして担当したのが大きな転機でした。当時はまさか自分がここまで格闘技界にどっぷり浸かることになるとは思ってもみませんでしたね(笑)。
✔RIZINの収益構造とビジネスモデルとは?
森永: 経済アナリストとしてぜひ伺いたいのが、RIZINのビジネス構造についてです。昔は紙のチケットと地上波放送が中心でしたが、今の収益構造はどうなっているのでしょうか?
榊原: 基本となるのは、やはり現地にお越しいただくチケット売上です。そしてスポーツコンテンツの強みとして、協賛スポンサー収入があります。リングマットやコーナーポストにロゴを出出せるのは、音楽イベント等にはないスポーツ独特の価値ですね。
森永: そして、近年の大きな変化が「映像のマネタイズ」ですよね。
榊原: かつては地上波の放映権料が大きな柱でしたが、現在は通信の発達によりPPV(ペーパービュー)という映像のデジタル興行が成り立っています。ただ、PPVは事前の放映権買い取りと違って「当日の蓋を開けてみないとどれだけ売れるか分からない」という非常にリスクのあるモデルでもあります。ラインナップに膨大なコストをかけても、見たいと思ってもらえなければ大赤字になる。毎回しびれる真剣勝負ですよ。
✔なぜファンは惹きつけられるのか?「演出」と「ライブ体感」
森永: 会場に行くといつも感じますが、RIZINは入場演出やVTRのクオリティが圧倒的ですよね。他の団体と比べても、コストの掛け方が違う印象があります。
榊原: 僕らはライブコンテンツを作る上で、演出への投資を惜しみません。ランウェイ(花道)を組み、音と光で非日常の空間を作る。それは単に見栄えを良くするためではなく、戦う選手たちの背中を押し、非日常の『麻酔』をかけて全力を出させるためなんです。(コストがかかるので)毎回シビれますけどね。でも、RIZINにきたら、そこはディズニーだって思ってほしいので。個の選手たちの生きざまを感じてほしい。
森永: 選手自身も最高のステージだとテンションが上がりますよね。さらに、全国各地で大会を開催されている点についても教えてください。
榊原: 僕らは、とにかく「ライブ」で見てほしいんですよ。地方での開催は、正直に言うと移動費や宿泊費がかさむため、東京で開催するよりもコストがかかります。地方でもファイトマネーは安くならないですし。それでも全国を巡る理由は、「生の空気感・熱気・匂い」を現地で体感してほしいからです。未来への投資。画面越しで見る映像と、何万人が同時に歓声をあげる現場の臨場感は全く別物です。一度現地で体感してもらえれば、その熱量は一生忘れないものになりますから。
✔「負けることに照れがなくなったら終わり」。プロの格闘技選手に求められる条件
森永: 格闘技を知らない人からすると「一番強い選手が一番人気になる」と思われがちですが、実際の興行を見ていると必ずしもそうではないのが面白いところです。
榊原: まさにその通りです。勝敗だけにこだわるのはアマチュアの世界。プロである以上、勝利へのこだわりはもちろんですが、「勝ちぶり」「負けぶり」といった生き様・人間ドラマを見せられるかが重要になってきます。それを選手に言い続けるんですよ。生き様に共感を持ってもらえるように・・と選手に刷り込み続ける。それが見る人たちのハートを鷲掴みにする。萩原京平だって、たとえ負け越している選手でも、観客は「今日の恭平にかける」。次に向かって立ち上がって、チャレンジする姿に自分の人生をオーバーラップさせる。頑張り続ける姿に魅力があるんです。
森永: ファンが感情移入できるかどうか、ということですね。
榊原: 中には人気に甘んじて・・・(というプロもいる)。よく僕が言うのは、「負けることに照れが無くなったら格闘家はやめたほうがいい」ということ。グッドジョバーになってしまうので。ボブ・サップの後半はそうだったと思う。負けることに照れがなくなると、そうなる。負けてもその悔しさを糧に立ち上がる姿に人は共感します。勝ち負けの先にある「ストーリー」をファンと共有できる選手こそが、本当の意味でのプロでありスターになれるんです。
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格闘技への熱い思いが詰まった必聴の対談!
トークの全貌はぜひポッドキャスト本編でお楽しみください!
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森永大学政治経済学部 Podcast
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本記事の内容は、2026年9月1日配信のポッドキャストの内容に基づいています。
