森永大学 政治経済学部

今さら聞けない「オルカン」!森永式「6:2:2」のススメ

CBCラジオがお送りする本格政治経済ポッドキャスト
『森永大学 政治経済学部』。

闘う経済アナリスト・森永康平が、
最新のニュースをわかりやすく解説します。

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投資のイメージ変化と「オルカン」人気

新NISAがスタートして3年目となり、
周囲で「オルカン(オール・カントリー)」などの積立投資を始めたという話を聞く機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

以前は「怪しい」「危険」といったネガティブなイメージを持たれがちだった投資ですが、若い世代を中心にオープンに語られるようになり、
日本人の意識も大きく変化しています。


投資のイメージ変化と「オルカン」人気


新NISAの投資先として常に上位にランクインする「オルカン」は、
正式名称を「オール・カントリー(全世界株式)」と呼び、
世界中の数千もの企業へ1本で分散投資ができる投資信託です。

オルカンが多くの投資家に選ばれている主な理由は以下の通りです。

  • 超低コスト: 買付時や売却時の手数料が0円なうえ、保有中の運用管理費用(信託報酬)も極めて低く抑えられている。

  • 非課税メリット: 新NISAを活用することで、運用益や配当金に通常かかる約20%の税金が非課税になる。

  • 手軽さ: プロが運用を行うため、個人で日々相場をチェックして売買のタイミングを測る必要がない。

「アメリカ企業のみに投資するS&P500とどちらが良いか」という議論もよく見られますが、オルカンの構成比率も約6割はアメリカ株が占めています。
そのため両者に極端な差はありませんが、オルカンは残りの約4割で他国の株式や通貨に分散できるため、よりリスクを抑えたい方に選ばれる傾向があります。

 

インデックス投資の注意点と「6:2:2」の活用


非常に便利なオルカンなどのインデックスファンドですが、投資である以上「絶対に損をしない」わけではありません。利用する際にはいくつかの注意点があります。
 

  • 株式リスクの存在: 世界中に分散されているとはいえ資産のすべてが「株式」であるため、リーマン・ショックのような暴落時には大きな影響を受ける。

  • 特定の業界への偏り: 近年はAIや半導体関連銘柄の比重が高まっており、意識せずに特定分野へ偏った投資になっている可能性がある。

  • 不調な企業への資金流入: 指数に連動して機械的に買い付けが行われるため、業績の振るわない企業にも資金が入ってしまう側面がある。

     

こうしたリスクを踏まえ、年齢やライフステージに応じた資産配分(ポートフォリオ)を考えることが大切です。特に40代~60代などリタイアが近づいている世代は、株式だけに偏らせるのではなく、リスクを抑える工夫が求められます。
 

そこで森永教授が提案するのが、「株式6:債券2:ゴールド(金)2」という比率での分散投資です。


近年は金利の上昇に伴い債券の魅力も高まっており、株式以外の資産を組み合わせることで、市場の暴落時にも資産全体へのダメージを和らげることができます。

個別の買い分けが手間に感じられる場合は、最初から複数の資産に分散されている「バランス型ファンド」や、年代に合わせて配分を自動調整してくれる「ターゲット・イヤー・ファンド」を活用するのも一つの手です。

 

森永大学 政治経済学部
「難しい経済を、一人ひとりの生活に引き寄せて」
毎週金曜 18時配信のポッドキャストをぜひチェックしてください!


本記事の内容は、2026年7月31日配信のポッドキャストの内容に基づいています。


 

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