森永大学 政治経済学部

エアコンをつけないのは命の危険?今年を乗り切る「電気代と命の天秤」の合わせ方

梅雨が明けると、いよいよ夏本番。
毎年悩まされるのが「暑さ」ですよね。

エアコンをつけないと寝られない時期ですが、
今年は「40℃を超える日があるのではないか」と噂されるほど。

人間の体温が42℃を超えると命の危険があると言われるように、
外気温が40℃になれば、室内の温度や車内はそれ以上に跳ね上がります。

変に無理をすると、本当に命に関わるレベルの暑さになってきています。

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「エアコンはつけるべき時はつけろ」

今日は電気代とエアコンの上手な使い方について。

「暑いけれど、網戸や扇風機でなんとか寝られないか…」と、
電気代と健康を天秤にかけて悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、この暑さで無理をすれば脱水症状などの危険が伴います。
結論から言えば、「エアコンは絶対に一刻も早くつけた方がいい」のです。

では、電気代を抑えつつ、快適に夏を乗り切るにはどうすればいいのか。
今回はちょっとした「生活の知恵」をご紹介します。
 

今日からできる!電気代を効率化する生活の知恵

クーラーを使いながら電気代を抑えるために、
まずは以下のポイントを実践してみましょう。

① エアコンのフィルター掃除

めんどくさいと感じるかもしれませんが、
フィルターを掃除するだけで約5~10%の余分な電気代がカットできると言われています。
「まだ今年は使っていない」「ちょっと使い始めたばかり」という方は、
とりあえず一回フィルターを外して、水洗いしてベランダで干してみてください。
 

② 室外機まわりの整理と日よけ

戸建てなどで対応しやすい方は、ぜひ室外機の周りを確認してみてください。
室外機の周りに自転車や物置、ゴミ箱などが置かれていませんか?
周りに物があると効率が落ちるため、すっきりと片付けるのが鉄則です。
また、室外機に直射日光が当たるとクーラーの効率が落ちてしまいます。
すだれを垂らしたり、専用のパネルをかけたりして、
直射日光が当たらない工夫をするのもおすすめです。
 

③ 窓からの日射しを遮る

室内の温度が上がる最大の原因は、窓から入ってくる日光です。
カーテンをしっかり閉めることはもちろん、
最近では「遮熱性の高いカーテン」も売られているので、
そういったものを意識的に取り入れるのも一つの手です。
 

2027年4月に迫る「エアコンの省エネ基準激変」問題

ここで、少し先のお話になりますが、
知っておくべき「2027年問題」について。

2027年4月から、国の省エネ基準が大幅に厳しくなります。

これにより、現在市場に出回っているような、
省エネ基準を達成していない安価な「エントリーモデル(低価格モデル)」は、
メーカーが出荷できなくなります。
その結果、市場からこれまでの低価格モデルが消え、
新基準に対応した2~3万円ほど高くなったモデルばかりが並ぶことになります。
「安いやつでいいや」と買いに行っても、
今までの感覚より高いものしか売っていないという状況が生まれるのです。

そのため、もし今「エアコンが壊れかけている」「効きが悪い」と感じている方は、
この2027年問題が来る前に買い替えを検討するのも一つの判断です。
 

買い替え時の重要なアドバイス

買い替えを決めた方に、いくつかアドバイスがあります。

  • 「動かなくなってから買う」は絶対に遅い!
    エアコンの設置工事は、夏の繁忙期になると何週間も待たされることがザラにあります。7月上旬に壊れて買いに行っても、設置工事が9月になる…なんていう最悪のパターンもあり得ます。

  • 寿命は「10年」が目安
    エアコンの寿命はおよそ10年と言われています。
    買ってから9年ほど経っていて、掃除をしても効きが悪い場合は、
    早めの買い替えが吉です。
    逆に5年未満であれば、まだ買い替える必要はありません。なぜ効きが悪いのか(ガス抜けや故障など)を一度調べて直した方が安く済みます。

  • 「省エネラベル」の星の数を確認する
    家電量販店に行くと、星の数で省エネ性能を示す
    「省エネラベル」が表示されています。
    店頭ではすでに2027年度の新基準に対応したラベルになっています。
    本体価格が少し高くなったとしても、
    星の数が多い(省エネ性能が高い)モデルを選んでください。
    10年間使うことを考えれば、電気代の差額で最初の数万円の差は簡単に相殺できます。

  • 機能は「高く」、容量は「適切に」
    省エネ機能は高いものを選ぶべきですが、
    部屋の広さに対する「容量(パワー)」は適切に選ぶ必要があります。
    部屋の間取りに対してパワーが小さすぎると、
    常にフル稼働になって電気代が高くなりますし、
    逆に大きすぎても無駄に電気代を食うことになります。
    自分の部屋の間取り図をしっかり確認して選びましょう。


ただし、今(7月)から買い替えると設置が遅くなる可能性が高いため、
今年の夏に関しては、
フィルター掃除などの物理的な対策で今のエアコンをなんとか騙し騙し使い、
「来年の5月下旬頃」の比較的空いている時期に早めに買い替えるのが、
一番スマートな立ち回りかもしれません。


 

森永大学 政治経済学部
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本記事の内容は、2026年7月10日配信のポッドキャストの内容に基づいています。


 

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