日本経済新聞によれば、高速バス利用者による「相席ブロック」に運行会社が頭を悩ませていると報じました。
本来なら乗れるはずの人が利用できずに空席となれば、運行会社には損失が生じます。
各社は悪質な行為をしないよう呼びかけるとともに、抑止策としてキャンセル料を引き上げる動きも出てきているとのこと。
11月15日放送『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)では、この相席ブロック問題について北野誠、原武之弁護士と加藤由香アナウンサーが解説しました。
安すぎるキャンセル料
新幹線や飛行機などと比べると料金の安さが魅力の高速バス、
例えば東京~大阪間を4千円ほどで行けるケースもあり人気です。
問題になっている「相席ブロック」とは、隣の席に他の乗客が乗らないよう、ひとりで2席分を予約し、出発直前で1席をキャンセルする行為です。
独立して席が横に3つ並ぶ車両はともかく、特に2席が1セットで横に4つ座席が並ぶ車両では、女性が「横に人がいると寝顔が見られるから嫌」、「隣に男性が座られるのは嫌」と、「相席ブロック」を行うことが増えている模様。
北野が驚いたのが、従来は当日でもキャンセル料が110円という会社があったということ。
これは国土交通省の標準運送約款では「乗車日の12日前までは110円以内」と規定されているものの、運行会社が11日前以降も安くしていたためです。
例えば東京~大阪間を4千円ほどで行けるケースもあり人気です。
問題になっている「相席ブロック」とは、隣の席に他の乗客が乗らないよう、ひとりで2席分を予約し、出発直前で1席をキャンセルする行為です。
独立して席が横に3つ並ぶ車両はともかく、特に2席が1セットで横に4つ座席が並ぶ車両では、女性が「横に人がいると寝顔が見られるから嫌」、「隣に男性が座られるのは嫌」と、「相席ブロック」を行うことが増えている模様。
北野が驚いたのが、従来は当日でもキャンセル料が110円という会社があったということ。
これは国土交通省の標準運送約款では「乗車日の12日前までは110円以内」と規定されているものの、運行会社が11日前以降も安くしていたためです。
相席ブロックへの対応策
「キャンセル料が安かったことがおかしい」と指摘する原弁護士。
原「欧米とか多いけど、デポジットみたいに1回預けて後で精算すると。
キャンセルなら110円じゃなくて、3,000円の料金のところだったら1,000円とか、1,500円とか、全額でもいいですけど」
最近ではインバウンドなどにより宿泊代が高くなってきているため、それなら高速バスで寝て移動することで宿泊代を浮かそうと考える方もいて、さらに需要が高まっています。
しかし、相席ブロックが横行すると運送会社の収入が減ってしまい、料金の値上げや路線の廃止などにつながり、結果的に利用者が不便になってしまいます。
そのため、やはりキャンセル料の値上げなどで対応する必要があります。
原「欧米とか多いけど、デポジットみたいに1回預けて後で精算すると。
キャンセルなら110円じゃなくて、3,000円の料金のところだったら1,000円とか、1,500円とか、全額でもいいですけど」
最近ではインバウンドなどにより宿泊代が高くなってきているため、それなら高速バスで寝て移動することで宿泊代を浮かそうと考える方もいて、さらに需要が高まっています。
しかし、相席ブロックが横行すると運送会社の収入が減ってしまい、料金の値上げや路線の廃止などにつながり、結果的に利用者が不便になってしまいます。
そのため、やはりキャンセル料の値上げなどで対応する必要があります。
規定が古くなってきた
原弁護士は「約款はあまり変えるものじゃないから、長い歴史の中で埋もれてきて。今はインターネットでキャンセルしやすくなって、そんなことを想定していなかったのではないか」と指摘。
以前は窓口で直接キャンセルする必要があったのですが、ネットにより簡単にキャンセルできるようになったことも大きいようです。
最近は、出発予定時刻から2時間以内のキャンセル料を100%とする運行会社が増えてきたそうで、キャンセル料の値上げ対策も広がっています。
2席分の運賃を支払えば良いという運行会社もあり、路線によっては女性専用車もあるため、隣の席が気になる人は調べてみた方がよさそうです。
(岡本)
以前は窓口で直接キャンセルする必要があったのですが、ネットにより簡単にキャンセルできるようになったことも大きいようです。
最近は、出発予定時刻から2時間以内のキャンセル料を100%とする運行会社が増えてきたそうで、キャンセル料の値上げ対策も広がっています。
2席分の運賃を支払えば良いという運行会社もあり、路線によっては女性専用車もあるため、隣の席が気になる人は調べてみた方がよさそうです。
(岡本)
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