10月29日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)。佐藤実絵子の情報コーナー「世界まるみえこ」で取り上げたのは、小中学生のこどもがいる親のための雑誌『AERA with Kids』(朝日新聞出版)です。
自身も1児のママである佐藤が注目したポイントを、『AERA with Kids』の最新号の特集を通して解説しました。
注目の「非認知能力」って何?
『AERA with Kids』は『AERA』(朝日新聞出版)の姉妹雑誌。このほかに、小中学生向けの『ジュニアエラ』と、未就学児を育てる親のための『AERA with Baby』もあります。
佐藤が注目する『AERA with Kids』は、3・6・9・12月の年4回の発売で、「迷わない! 後悔しない! 小学生の習い事」「子どもが夢中になる本133冊」「親子関係の新・教科書」など、子育て中の親の興味を引く内容を毎号特集しています。
現在販売している秋号の特集は「非認知能力を伸ばす! 身につけたい 折れない心 やり抜く力」「ズバッと解決! 勉強のお悩み60」「どっちを選ぶ? 中学受験or高校受験」といった内容です。
佐藤が気になったのは「非認知能力を伸ばす! 身につけたい 折れない心 やり抜く力」の特集。「非認知能力」とは、協調性やコミュニケーション能力、粘り強さなどの「点数化できない力」のことです。
9歳まではポジティブに肯定する
2020年の学習指導要領の改訂によって具体的な言葉で取り上げられるようになった「非認知能力」は、教育現場でもクローズアップされています。
この「非認知能力」は親が育てることはできず、こども自身が伸ばすものです。
高ければ高いほど良い認知能力とは異なり、例えば自信など「高すぎてもいけない」というところがポイント。こども自身が自分の能力を理解し、うまく使っていくことが大事です。
こども時代は9歳が転換点。この年齢を境に親の関わり方を変えていく必要があります。
0~9歳までは「気質時代」で、生まれ持った気質=非認知能力です。
この時期、親にとって大切なのは「こどもの気質を受け入れて肯定する」ことです。
例えば親が「このこは飽きっぽい」と思った場合は、「あなたは新しいことにすごく敏感だね」とポジティブな言葉に変換して伝えます。
こうすることで、こどもは自分のことを客観視できるようになります。これが「褒めて伸ばす」ということです。
赤ちゃん用の「そうたいせいりろん」
佐藤が秋号で特に面白いと思ったのは、科学雑誌『Newton』(ニュートン)とのコラボ特集「科学が好きになる本22選」です。
中でも注目は、赤ちゃんでも一般相対性理論を理解できるというコンセプトの絵本『そうたいせいりろん for babies』(サンマーク出版)。
大人でも理解している人がほぼいないであろう相対性理論を、赤ちゃんでもわかるようにした見開き12ページの絵本です。
1回読んだだけでは「一体何を読まされたんだろう…」と不思議に思ってしまう内容ですが、何回も読み返して噛みしめていくと、わかってくる気がするそうです。
『りょうしりきがく for babies』などの姉妹本もあり、アメリカではシリーズ累計100万部のベストセラーとなっているそうです。
子育てに関する情報が日々変化する中、こどもたちの成長を支える新しい知識を求めるのにぴったりな『AERA with Kids』の紹介でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2024年10月29日14時45分~抜粋