9月30日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)のメッセージテーマは、「もう、やめて!」でした。
家族からの頼まれごとにウンザリしたり、街中で見かけた光景にイラッとしたりと、思わず「もう、やめて!」と言いたくなるようなエピソードを募集。
パーソナリティの北野誠と大橋麻美子、月曜レギュラーのかみじょうたけしが投稿を紹介しました。
奮発してイタリアンへ
記念日では普段と違う豪勢なものを食べに行こうと思うもの。
しかし、相手によっては気をつけなければならないこともあります。
「先週、母の74歳の誕生日のできごとです。
今の時期は急ぎでやらなければならない畑仕事もなく、午後から雨予報だったので、誕生日やしケーキを買いに行くついでに、たまにはゆっくりランチでも食べに行こうかということになりました。
『何が食べたいの?誕生日なのでごちそうしますよ』と母に聞くと、『どうせなら今まで食べたことがないようなおいしいもの』とのリクエスト。
『それなら、ママ友ランチでよく行くオシャレなイタリアンはどう?』と私が聞くと、『オシャレイタリアンなんて食べたことがない。行く!それ食べたい』と大喜び。
ちょっとおしゃれをしてイタリアンへ。
いつもは安いランチプレートだけど、今日は特別母の誕生日だから奮発してランチコース。
母はお肉が苦手なので、海鮮をオーダーしました」(Aさん)
未知の料理との遭遇
「ドキドキワクワクの母の前に、前菜6種盛り合わせが到着。
ちょっとずつキレイに盛られた、見たこともないキラキラしたお料理に対し、母は『少ないなあ、これだけか?』と文句を言いました。
『こんなの食べたことないでしょう?おいしそうだね』と私。
〇〇添えとか〇〇仕立てとか満載の前菜。
まずはアジのカルパッチョ仕立てをひと口食べると母は、『何これ?まずっ!刺身じゃないの?醤油ないの?』
『カルパッチョだから、こういう味だよ』と恥ずかしさを堪えて小声で諭します。
そして、白身魚のエスカベッシュ〇〇添えや〇〇のフリッターなどが続くも、『アカン、どれも食べたことがない味。おいしいかまずいかわからん。口に合わん』と言い出しました。
何かどれも変な味、変な匂い、おいしくない気がすると言い出し、しまいには『どんな味かわからんし、何食べてるかわからんもんを食べるのは怖い』と言って、食べようとしません」(Aさん)
年配者になじみのない調味料
このままテンションが下がって食事は終わってしまうのでしょうか?
「『食べたことがないもんを食べたいっていうから、せっかく来たのに』とイラつく私。
幸いにも、さんまと秋なすの季節のパスタの上に乗っていたさんまは口に合ったようで、おいしいおいしいと食べてましたが、結局母は全料理の半分ほど残し、残すのはもったいないとそれを食べさせられた私のお腹はパンパンになりました。
帰りの車で『もう二度と連れてこない』と言う私に、『二度とこのお店ではごはんを食べたくない』と言い切った母。
7千円もしたランチ、こんなことならいつものくら寿司で、うにといくらを腹いっぱい食べさせたほうが良かった。
年寄りの『変わったもん食べたい』とか『おいしいもん食べたい』というのはやめてほしいです…」(Aさん)
北野は「年配者の口に合わないものの代表格は、オリーブオイル」と断言。
やはり多くの方にとっては、魚なら醤油がなじみ深いのかもしれません。
さらに北野は「イタリアンならガーリックが効いてるとわかりやすくていい」と続けました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2024年09月30日14時24分~抜粋