コロナ禍が明けてもめっきり減っているのが職場での飲み会。
しかし部署で恒例となっていたり、若手との親睦を図ろうと率先する人がいて、まだまだ開催されている職場もあるようです。
そこで問題になるのが、行きたくない場合の断り方。
ひとつ間違うと飲み会にとどまらず、職場での人間関係や社内の立場に影響を与えてしまいかねません。
9月5日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、情報サイト『オトナンサー』の記事などを基に、会社の飲み会の断り方について、パーソナリティーの北野誠と山内彩加アナウンサーがトークを展開しました。
断り方にも良し悪しがある
記事によれば、上手に断るコツは中途半端に答えず、嘘でも良いのでハッキリと「別の予定がある」と伝えつつ、最後に笑顔で「また誘ってください」と返すと印象が変わるとのことです。
ところが最近は、若手社員が論破するような断り方をするケースがあるそう。
「来たくないなら来なくても良い」というスタンスで誘っているのに、「行く意味あります?」と返すことも。
極端なケースでは、「残業代は出ます?」と聞かれることもあるそう。
山内「そのようなことを言われると凹む」
誘う側も「ぜひ出席しなさい」という熱意を持っているわけではなく、その人を中心とした飲み会を企画しているわけでもありません。
北野も「わざわざそんな言い方をせずに、普通に断ればいい」と言います。
論破を良しとする風潮
「飲み会に行く意味があります?」という聞き方をしているのは、裏を返せば「意味が答えられないのであれば、言い負かすことができた。自分の勝ち」と思っているのかもしれません。
「論破するのがすごい」という風潮に苦言を呈す北野。
北野「思ったとしても言わない方がいいですよね、コミュニケーションは」
山内「その後の関係性にヒビが入りませんか?『こいつにこうやって断られたぞ』なんていう噂が会社で回ったら、会社にいづらくなりますよね」
北野「『挨拶も何のためにするんですか?』って言うねんけど、あれは挨拶は身を守る術ですから。
マンションに住んでいた時に、全然知らない者同士でもエレベーターのところで待ってたら、『こんにちは』とか『おはようございます』とか言うのは、ここの住民ですよということですから」
挨拶にどれだけの労力や時間が必要なのかということと、人との関係が円滑に進むことを天秤にかけると、むしろ挨拶はコスパが高いといえるかもしれません。
何度も誘ってくる心配はない
冒頭に紹介した無難な断り方ですが、中には「何回も誘われたらどうしよう」と心配する人もいます。
北野「3回誘って断ったら、もう来ませんから」
山内「3回でこっちも心が折れるんで(笑)」
北野は最後に「来る気がないなら、来なくても問題ない」という考え方が一般的で、「行きたくないなら普通に断ればいい」とコメント。
逆に行きたいのに、たまたま用事が3回連続で入ってしまうような場合でも、山内は「〇〇日なら空いてます」と積極的に言えばいいとアドバイス。
一番困る返事は「行けたら行く」で、行かないならハッキリ断るべきとまとめました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2024年09月05日13時15分~抜粋