北野誠のズバリ

「ワンチ」「てぇてぇ」「蛙化現象」今の若者言葉、意味は知ってる?

2024年05月25日(土)

カルチャー

いつの時代になっても、上の世代にとって、若者の間で流行っている言葉は理解できないものです。

情報サイト『ピンズバNEWS』の記事で、40、50代男性100人に理解できない若者言葉について、ボイスノート調べのアンケート結果が掲載されました。

第3位は「ワンチ」、第2位は「てぇてぇ」、そして第1位は「蛙化現象」とのことですが、その意味をご存知でしょうか。

CBCラジオで5月23日に放送された『北野誠のズバリ』では、この記事を元にパーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーがトークを展開しました。

どんどん言葉が略されていく

3位の「ワンチ」は、「ひょっとしたら可能性があるかもしれない」という意味のワンチャンスを略した言葉。

知らないと回答した中年男性に意味を予想してもらったところ、「ピンチのさらに上」や「ワンチームの略」という回答が返ってきたとのことです。

また、ワンちゃんの略で犬を表しているというわけでもありません。

これは北野がたまたま、街中で若者同士が話しているのを聞いたことがあるそうです。

数年前、若者はLINEのメッセージをどんどん略していって、「了解」が「りょ」になり「り」になることがありましたが、今でも言葉はどんどん略されているようです。
 

推し活で使われる言葉

2位の「てぇてぇ」は、自分の推し(好きなアイドルやキャラクター)が素晴らし過ぎて感動した時の感想「尊い」を砕けた言い方にした言葉。

意味を知らない中年男性からは、「敵をどんどん倒していくさま」や「『てへ、てへ』といった照れてる時に使う言葉」という答えが返ってきたそうです。

もともとはネットでキャラクターやVTuberが使っていた言葉で、アイドルに限らず幅広い推し活で使用されていて、「萌え」や「エモい」に意味は近いとのこと。

エモいは結構広まってきていますが、こちらは「感情的」を表すエモーショナルから来ていて、感情を揺さぶられる、なんとも言えない気持ちになるという意味です。

この「てぇてぇ」という言葉、リスナーからは「『てぇてぇ』って知ってるけど、使わないです。おっさんが使ったら絶対ああだこうだと言われるでしょう」(Aさん)と、若者に気を遣う意見も番組宛てに届きました。

ちなみに山内も若いスタッフも『てぇてぇ』は使っていないそうです。

昨年に流行したが…

そして1位の「蛙化現象」は、相手のふとした言動で急に想いが冷めてしまうという意味。

こちらも意味を知らない中年男性からは、「酒に酔って吐いたりしている様子」、「雨の日にカエルのように元気になる」という答えが返ってきたとのことです。

昨年のユーキャン新語・流行語大賞で流行語にノミネートされましたので、聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

山内「お付き合いしている相手が、例えば飲食店で食事をした後、お会計で財布を出してモタモタしたり、フードコートでどの席にしようっていう姿を見ると、ダサいなって思った時、『蛙化したわ』ってなるらしいです」

ただ、これらの言葉が多くの若者で使われているかというとそうでもないようで、昔のように多くの人が同じテレビ番組を同時に観ていた時代とは異なり、誰もが使う流行語というのは、今はなかなか生まれにくいようです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2024年05月23日13時13分~抜粋
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