そろそろお花見に適した時期がやってきました。
そこで日本酒を飲むという方もいらっしゃると思いますが、お酒を作ると出てくるのが酒粕。
ただ、あまり酒粕を使った料理というのも近頃は見かけなくなってきたような気がします。
CBCラジオで3月25日に放送された『北野誠のズバリ』では、最近日本酒にハマっているというパーソナリティの大橋麻美子が、酒粕の活用法についていろいろと調べた結果を発表しました。
大量発生して困ってる!酒粕の活用法を考える
酒粕ができるしくみ
米と麹と水を混ぜて発酵させ、液体と固体に分けると、液体は日本酒で、固体が酒粕となります。
日本酒を作ると必ず酒粕ができることになるのですが、国税庁が公表している日本酒の生産量から逆算すると、酒粕の生成量は年間でなんと3万2千トン。
さらに最近は酒粕の割合が増えてきているそうで、その理由は吟醸酒の生産割合が増えているからなのだそうです。
また、昨年の猛暑により米が固くなり溶けにくくなったことで、さらに酒粕の量は増えていて、悪戦苦闘する酒蔵も多いのだとか。
2月末には新潟のある酒造店がX(旧Twitter)で「酒粕いっぱいあるなぁと思ったら、今年はレベチ(段違い)らしい…。もったいないから、もらっていってください!!」と投稿し、話題となりました。
酒粕も利用されなければ大量の廃棄物となってしまうため、なんとか活用できないかと悩んでいる酒蔵は多いようです。
日本酒を作ると必ず酒粕ができることになるのですが、国税庁が公表している日本酒の生産量から逆算すると、酒粕の生成量は年間でなんと3万2千トン。
さらに最近は酒粕の割合が増えてきているそうで、その理由は吟醸酒の生産割合が増えているからなのだそうです。
また、昨年の猛暑により米が固くなり溶けにくくなったことで、さらに酒粕の量は増えていて、悪戦苦闘する酒蔵も多いのだとか。
2月末には新潟のある酒造店がX(旧Twitter)で「酒粕いっぱいあるなぁと思ったら、今年はレベチ(段違い)らしい…。もったいないから、もらっていってください!!」と投稿し、話題となりました。
酒粕も利用されなければ大量の廃棄物となってしまうため、なんとか活用できないかと悩んでいる酒蔵は多いようです。
酒粕は使いづらい食材
昔は関西ではよく「粕汁」として材料に使われていましたが、癖があるためあまり人気がなかったりして、一般の家庭でそこまで使われることはなくなってきました。
そのため、料理以外に酒粕を使ったパックなども作られたり、お漬物屋さんに買ってもらったり、肥料用に引き取ってもらうという方法で活用されています。
レシピを投稿するサイトでも酒粕を焼いて食べる活用法や、酒粕を使った料理が紹介されていて、今回、大橋も実際に作って持ってこようとしたもののなかなか難しく、ハードルが高いようです。
また、アルコールが含まれているため、朝の食事には出しづらいとなると夜の食事に用途が限られ、お子さまやお年寄りの方には提供しづらい食材でもあります。
そのため、料理以外に酒粕を使ったパックなども作られたり、お漬物屋さんに買ってもらったり、肥料用に引き取ってもらうという方法で活用されています。
レシピを投稿するサイトでも酒粕を焼いて食べる活用法や、酒粕を使った料理が紹介されていて、今回、大橋も実際に作って持ってこようとしたもののなかなか難しく、ハードルが高いようです。
また、アルコールが含まれているため、朝の食事には出しづらいとなると夜の食事に用途が限られ、お子さまやお年寄りの方には提供しづらい食材でもあります。
酒粕とヨーグルトのコラボ
酒粕に逆風が吹き荒れる中、活用しようという企業があります。
大橋が見つけたのが、新潟県長岡市にある会社のFARM8が手がける酒粕ヨーグルト「JOGURT(醸グルト)」。
飲むヨーグルトでやや酸味が強いとのことですが、大橋はバナナを入れてスムージーのようにして飲みやすくしたものを作ってみました。
商品開発の石橋さんに話を伺うと、日本有数の日本酒の生産地である新潟では「日本酒をもっと若い人に飲んでもらいたい」「酒粕が大量に出て困る」といった問題を抱えていたため、オリジナルの酒粕商品を考えた結果、飲むヨーグルトに行き着いたのだそうです。
商品開発では苦労も多く、酸味の調節が難しかったことから、商品化には2年を要したそうです。
途中でジェラートを作ったところ、乳製品アレルギーのお子さんでも食べることができると好評だったため、ヨーグルトへと展開。
ウオヌマ株という寒さに強く低温でゆっくり発酵が進むので酸っぱすぎないという特徴を持つ乳酸菌を使って作られています。
新しい商品が生まれることで、あらためて酒粕が見直されそうです。
(岡本)
大橋が見つけたのが、新潟県長岡市にある会社のFARM8が手がける酒粕ヨーグルト「JOGURT(醸グルト)」。
飲むヨーグルトでやや酸味が強いとのことですが、大橋はバナナを入れてスムージーのようにして飲みやすくしたものを作ってみました。
商品開発の石橋さんに話を伺うと、日本有数の日本酒の生産地である新潟では「日本酒をもっと若い人に飲んでもらいたい」「酒粕が大量に出て困る」といった問題を抱えていたため、オリジナルの酒粕商品を考えた結果、飲むヨーグルトに行き着いたのだそうです。
商品開発では苦労も多く、酸味の調節が難しかったことから、商品化には2年を要したそうです。
途中でジェラートを作ったところ、乳製品アレルギーのお子さんでも食べることができると好評だったため、ヨーグルトへと展開。
ウオヌマ株という寒さに強く低温でゆっくり発酵が進むので酸っぱすぎないという特徴を持つ乳酸菌を使って作られています。
新しい商品が生まれることで、あらためて酒粕が見直されそうです。
(岡本)
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