先頃、自転車による交通違反への反則金制度、いわゆる青キップの導入を柱とする道路交通法改正案が閣議決定され、2026年の施行を目指しているとのことです。
交通・運輸等に関するニュースサイト『Merkmal』によれば、今回の法改正に対してSNSでは、いわゆる「ママチャリ」の歩道走行に批判が集まっているそうです。
しかし、こどもを乗せて走るママチャリに対して自転車専用レーンへの走行を求めるのは、自転車だけではなく、自動車の運転者にとっても事故のリスクが高まるといわれています。
3月23日にCBCラジオで放送された『北野誠のズバリサタデー』では、なぜこの法改正が行われるのか、角田龍平弁護士が解説しました。
自転車運転違反に反則金導入へ!原因はママチャリの普及?
自転車事故が増加
今回法改正が行われる理由としては、自転車が関係する交通事故が2022年に約7万件も発生し、死亡や重傷事故の4分の3で自転車側に原因があることが判明していることが挙げられます。
自転車での青キップは16歳以上で、比較的軽微な112種類の違反が対象、違反金の額は原付バイクと同等にする方針とのことです。
信号無視や一時停止違反、逆走や歩道通行などが対象になりますが、実際の取り締まりは警察官の指導警告に従わず違反行為を続けた時や、悪質危険な行為を対象とするそうで、信号無視をしたら即反則金とはならないようです。
普段自転車を利用する人は、あまり逆走をしてしまっているかどうかを意識しないのかもしれませんが、道路交通法では車道と歩道がある場合、自転車は車道を走るのが原則で、その場合は左側通行になります。
自転車での青キップは16歳以上で、比較的軽微な112種類の違反が対象、違反金の額は原付バイクと同等にする方針とのことです。
信号無視や一時停止違反、逆走や歩道通行などが対象になりますが、実際の取り締まりは警察官の指導警告に従わず違反行為を続けた時や、悪質危険な行為を対象とするそうで、信号無視をしたら即反則金とはならないようです。
普段自転車を利用する人は、あまり逆走をしてしまっているかどうかを意識しないのかもしれませんが、道路交通法では車道と歩道がある場合、自転車は車道を走るのが原則で、その場合は左側通行になります。
ママチャリ文化が原因?
自転車が歩道を走るのはあくまでも例外であって、原則は車道ですが、多くは原則と例外が逆転してしまっているのが日本の実情です。
では、こどもを乗せたママチャリが歩道で走るのは良いのかというと、こちらも今は特に問題はないのだそうです。
角田「原則歩道、例外的に車道ってなっちゃってる理由について、資料をいろいろ調べると、日本ではママチャリの普及が原因だというんですね。
欧米だと高価なスポーツタイプが一般的、ママチャリって日本で独自に改良された自転車で、背筋を伸ばした姿勢で乗車できる設計。
またぎやすかったり、静止した時に素早く足を着けられるペダル位置っていうのは日本のママチャリだけらしくって、低速で発進したり停止したりできるから歩道でも走れる」
では、こどもを乗せたママチャリが歩道で走るのは良いのかというと、こちらも今は特に問題はないのだそうです。
角田「原則歩道、例外的に車道ってなっちゃってる理由について、資料をいろいろ調べると、日本ではママチャリの普及が原因だというんですね。
欧米だと高価なスポーツタイプが一般的、ママチャリって日本で独自に改良された自転車で、背筋を伸ばした姿勢で乗車できる設計。
またぎやすかったり、静止した時に素早く足を着けられるペダル位置っていうのは日本のママチャリだけらしくって、低速で発進したり停止したりできるから歩道でも走れる」
自転車講習が必要
こどもを乗せる場合のルールは都道府県により異なっていますが、普通の大きさの自転車の場合、16歳以上が運転し、こども用の座席を設けて、小学校就学前のこどもを1人だけ乗せられると決まっています。
ただ、最近こどもを乗せている自転車は大型化したり、電動自転車でスピードアップしたりしていて、歩道で走られると歩行者にとって怖いですし、車道は車道で自動車の運転手からしても危険を感じそうです。
また、自動車やバイクなども運転する人は、左側通行などのルールを覚えていますが、自転車しか乗らない人は、そもそも交通ルールを知らない可能性があります。
角田弁護士は「どんな運転が危ないかというのを(学ぶための)もっと講習があったら良いと思うんですよね」とまとめました。
(岡本)
ただ、最近こどもを乗せている自転車は大型化したり、電動自転車でスピードアップしたりしていて、歩道で走られると歩行者にとって怖いですし、車道は車道で自動車の運転手からしても危険を感じそうです。
また、自動車やバイクなども運転する人は、左側通行などのルールを覚えていますが、自転車しか乗らない人は、そもそも交通ルールを知らない可能性があります。
角田弁護士は「どんな運転が危ないかというのを(学ぶための)もっと講習があったら良いと思うんですよね」とまとめました。
(岡本)
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