北野誠のズバリ

部下に注意しづらい…中間管理職が叱る代わりにできることは?

毎週木曜日のCBCラジオ『北野誠のズバリ』で人気のコーナーが「大人電話相談室」。
人生や恋愛に関するお悩みを、パーソナリティーの北野誠が回答するコーナーです。

2月22日の放送に寄せられた相談は「出来の悪い後輩に怒ることができない」という仕事の場面で最近増えがちな悩みです。

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会議に必ず遅刻

相談者のAさんは40代男性で、イベント関係の会社に勤務しています。

最近、後輩の面倒を見ることが多くなってきたのですが、その後輩が仕事上で注意したいことを起こしても、なかなか注意できないのだそうです。

その後輩は30代で、新人ではなく十分中堅の世代。
仕事の打ち合わせや会議の集合時間に、毎回遅れてくるとのこと。

1年間見てきたところ、後輩2名とも10分から1時間ぐらい遅れることもあり、本来なら怒って当然だと思われるのですが、なぜ怒りづらいのでしょうか?

泣かれた経験から怒れなくなり

実は以前Aさんには、別の後輩の女性と仕事をした際、あまりにも準備が足りず企画が前に進まなかった経験がありました。
そのため、Aさんが問い詰めたところ、女性を泣かせてしまったとのこと。

Aさんは同席していた方から「指摘した内容は間違ってはないけど、他人の気持ちを考えてなさすぎる。正論を言われすぎるときつい」と言われてしまいました。
この経験から、どのように部下を注意したら良いのか悩んでしまったようです。

北野は「ちゃんとしてる人はダメな人のフォローをするが、ダメな人は自分がフォローされていると思っていない」と指摘。

ちなみに1時間遅れた時の理由は、プライベートの時間中に新しい企画のアイデアを出す打ち合わせを行った際、「他の友だちとサッカーに行っていて、そのあとラーメンを食べていたら遅れた」と言われたのだとか。

携帯電話やLINEなどがある今、遅れるなら連絡すればいいと思うのは古い考えなのでしょうか。

中間管理職ならではの失敗

Aさんについて「損をするタイプで、自分も同じ」と語る北野。
「後輩も30代で結構な年齢なので、それならば仕事を投げた方が良い」とアドバイス。

北野「Aさんが決めたことやスケジュールでやろうとなって、みんなに確認を取ってやってても平気で忘れてきたりとかして、『そんなん言われてもね』みたいな感じやったら、リーダーをその子らに任せるので良いと思いますよ」

まとめ役の人に陥りがちなのが、他人に投げられずに自分でやってしまうということで、それだとつらいだけになってしまいます。

北野「企画会議をやる時に『君が今回はリーダーシップ取ってやってくれへんかな。俺はサポート役に回るわ』とか言って、責任を持たす方に持っていった方がいいと思いますよ」

後輩が遅れたりするのもAさんに甘えている部分があるためで、人に任せるのはイライラする部分があるかもしれません。

ただ、フォローに回る立場になる必要があり、場合によってはAさんが「部下が育たない」と言われてしまうとまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2024年02月22日14時13分~抜粋

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