北野誠のズバリ

すき焼きに「角麩」を入れるの、この地方だけですか?

2月5日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)で募集したおたよりのテーマは「これって普通ですか?」。

当たり前だと思っていたことを人に話したことで、実は自分の家族だけの限定ルールだった、自分の住んでいた地域だけのローカルルールだったということに気づかされることがあります。

ここでは、とある料理について、東海地方では当たり前だと思っていたものが、実は他の地方とは違うというお話を取り上げます。

パーソナリティの北野誠と大橋麻美子、戸井康成がトークを繰り広げました。

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謎の存在「角麩」

この話のきっかけとなったおたよりは、次のとおりです。

「すき焼きの具ってどんなものがありますか?ウチは旦那がいつも作るんですが、お肉やしらたきの他はなると、白菜が入っています。

私は角麩、ねぎ、カマボコで、特に角麩は必須です。旦那は『角麩は論外や!なるとや!!』と言いますが、なるとは普通なのでしょうか?」(Aさん)

「角麩」も「なると」も入れない、という方も多いかもしれません。

愛知出身の戸井は「2択やったら角麩やなあ」と即答し、岐阜出身の大橋も「こちらの東海エリアの人は角麩」と語りました。

角麩はもち粉を使う生麩とは異なり小麦粉を使うため、ちょっと固めでもちもちした食感が得られます。
関東地方の方には「ちくわぶ」のような物と言うと、わかりやすいかもしれません。

ちなみに関西では「ちくわぶ」もピンと来ないのですが、すき焼きに入れる麩といえば、やわらかい丸い物というイメージが強いです。

かまぼこも入る?

名古屋に来て初めて角麩の存在を知ったという北野。
実は先程の投稿で、すき焼きに入れるものとして「角麩」「なると」より引っかかったのが「かまぼこ」でした。

戸井「かまぼこは彩りとしてあっても良くない?」

大橋「ウチは入れないですけど」

かまぼこを入れるのは東海地方ではさほど珍しくないそうです。

北野「すき焼きやから何を入れてもええと思うけど、大阪で何軒か有名なすき焼き屋さんに行ったことがあるけど、かまぼこは見たことがないので」

戸井「高級店では入れないかもしれないなあ。かさ増しの可能性もあるからね」

ちなみにすき焼きについては、名古屋市周辺で大みそかに食べる習慣があり、具材も含めて独自の文化を遂げているようです。

すき焼きの地域性

先ほどの投稿にあった「なると」を入れる人はいるのでしょうか?

戸井「僕はあんまり入ってる記憶ないなあ」

大橋「ラーメンで入ってるのしか見たことがない」

少なくとも名古屋周辺では「なると」は「角麩」よりレアな具材のようです。

「白菜でも文句を言う人がいる」と戸井が語ったとおり、野菜ひとつとっても「春菊がマスト」「ネギは白ネギか青ネギか、はたまたタマネギか」というように、いろいろな意見が出てきそうです。

地元が違う方に「すき焼きに何を入れてた?」と聞いてみると、新たな発見があるかもしれませんね。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2024年02月05日14時21分~抜粋

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