北野誠のズバリ

世代間ギャップ!メッセージに句点をつけたら「マルハラ」扱い?

LINE世代の若者と、手紙やメール世代の中高年の間で起こる大きなジェネレーションギャップの1つが句点「。」の使い方であると、週刊誌の『AERA』(朝日新聞出版)が報じています。
また句点を付けることにより威圧感を与えるという意味で「マルハラ」なる言葉まで生まれているそうです。

2月1日放送『北野誠のズバリ』では、メッセージの内容に関するジェネレーションギャップについて、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサー、裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火がトークを繰り広げました。

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怒っていると誤解される?

最近の若者が送るメッセージの文章ですが、もし文末に「。」が付いていたら、何もない時よりもさらに怒りを強調しているアピールとのこと。

ということは、それを知らずに中高年が若者に対して、丁寧な文章のつもりで「。」を付けてしまうと、若者に悪印象を持たせてしまうわけです。

40代の阿曽山は、仕事に関するやり取りで、最初に「おつかれさまです」と書き、文末に「。」を付けます。ライターという仕事柄、よりきちんと文章を書く癖がついているようです。

90年代からメールに親しんでいる世代から見れば、話すことと書くことは別物で、LINE等の短いメッセージであっても、阿蘇山と同じように文末に「。」を打つのが当然、という感覚の方は多いでしょう。

年上と年下の使い分けが大変

一方で20代の山内アナは、自分より年上か年下かで文章の形式を使い分けているそうです。

山内「年上の人には『。』を付けますけど、年下には絶対付けないようにしてます。

後輩に『おつかれさまです。』って打つと、『不機嫌なのかな?山内さん』と思われるかなっていうのがあって、『おつかれさまです!』っていうふうにします。

元気に『おつかれ!』って感じの、会話してる感覚なんですよ。左手を『ヨッ!』って挙げてる感覚です。

上の方は『。』を付けても、きっと怒ってるとは思わないと確信してるので、後輩には気をつけてます」

「。」が怒りを示すというのは、当然ながら教科書にもスマホのマニュアルにも載っていませんが、若者の間ではいつの間にか浸透しているようです。
20代後半から30代の方だと、年上年下の使い分けに気遣うのも大変そうです。

どんどん変わる文体

またLINEなどでは「了解」を「りょ」と略すなど、できる限り短い文字数で伝える文化となっています。これが「。」のあるなしだけで、感情を伝える風潮になっている可能性もあります。

対面なら表情でわかりますし、電話でも声で判別できますが、文字だけでは感情がわかりにくい、という感覚があるのかもしれません。

手紙からパソコンのメールに変わり、携帯メール、LINEと伝達方法が変わっていくにつれて、文章はどんどん簡略化されてきています。
今後は文字によるコミュニケーションがさらに変わっていくのかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2024年02月01日13時14分~抜粋

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