北野誠のズバリ

阪神タイガース38年ぶりの日本一。大躍進の理由とは?

12月31日放送『北野誠のズバリ 大みそかスペシャル』では、パーソナリティの北野誠が重大ニュースを取り上げ2023年を振り返りました。

スポーツで大きな話題の1つといえば「阪神タイガース、38年ぶりの日本シリーズ優勝」でした。

岡田彰布監督が優勝を表現した言葉の「アレ」が流行語に選ばれたり、パ・リーグではオリックスが優勝して日本シリーズが関西ダービーとなったりと、特に関西では大きく盛り上がりました。

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9連勝、10連勝、11連勝

岡田監督は2023年に就任したばかりですが、阪神の躍進について語る北野。

北野「選手も多少変わりましたけど、監督が変わるだけでこんなに違うのかというぐらいビックリした」

4月は2位になったこともありましたが、5月以降はずっと首位をキープしたタイガース。
シーズン中に10連勝が2回、9連勝が3回あり、しかもマジックが点灯してから9連勝した上で、最後に怒涛の11連勝。9月14日に早々とリーグ優勝を決めました。

ところがパーソナリティの戸井康成は「阪神は特筆した選手がいたわけじゃない」と語ります。

戸井「前回ヤクルトが優勝した時は、やっぱり村上(宗隆選手)が」

北野「昔、星野(仙一)さんの時(2013年に楽天イーグルスが優勝)は、田中マー君(将大投手)が24勝0敗。
プラス24、貯金やで?普通ピッチャーって12勝7敗とかで貯金5とか。24なんかありえへん、絶対的やんか」

その一方でタイガースはピッチャーもそこそこ、突出して打ったバッターがいたわけでもありません。
実際に打率、打点、本塁打のいずれも1位は阪神以外の選手です。

北野「だから全体的なバランスが良かったっていうのがあるんやろうけど」

球団の方針が変わった

阪神が強くなった理由として、球団の方針が変わったことを挙げる北野。

北野「『フォアボールもヒットとする』っていうのが大きかったんやと思うんですよ。

岡田監督がフロントに掛け合って、『フォアボールも選球眼のうちで、あれは1ヒットとみなしてくれ』と。あれで年棒に反映させろっていうのが大きかったから。例年の阪神って、わりとみんな早く打つんよ」

戸井「確かにそうでしたね。初球、2球目をコーンと打ってセカンドゴロとか」

北野「だから『アサヒ芸能』(徳間書店)の福本(豊)さんに、いつも『早よ打ち過ぎやねん』って言われて。
選球眼を磨く、特に3回までは相手の先発ピッチャーに球数を投げさすことを念頭に置いて試合を組み立てなアカンのに。

近本(光司選手)はホームランを打ったりするけど、昔の掛布(雅之)さんのように初球は見逃してもいいから、ちゃんと球数を投げさせて9人全員回った時に『今日の先発はこの形やな、狙い球これやな』とか、4回絞れてたらええねんと。

福本さんはものすごく理論的やねんで、俺は福本教の信者やけど(笑)」

最後に、北野は2024年のタイガースをどう見ているのでしょう?

北野「人間ええことも悪いことも長いこと続かない。生きてるうちに日本一を2回見たので御の字や」

こう謙虚にまとめました。
(岡本)
 
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2023年12月31日10時10分~抜粋

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