北野誠のズバリ

あの『うんこドリル』、ついに税金の知識にまで進出!

11月10日は「いいトイレ」の語呂合わせでトイレの日。

日本トイレ協会が1986年(昭和61年)に制定したものですが、さらに11月19日は国連が制定した世界トイレの日ということで、トイレに関する日が続いています。

それにちなんで、11月6日放送『北野誠のズバリ』では、アシスタントの大橋麻美子が「うんち」にまつわる書籍・冊子を2つ紹介しました。

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お笑い芸人兼絵本作家が描く絵本

まず初めに紹介するのは、先月末に発売された絵本『ぷり』(303BOOKS)です。

作者はひろたあきらさんで、愛知県額田郡幸田町の出身、吉本興業所属の芸人であり絵本作家でもあります。

幸田町特産の珍宝柿(筆柿)を題材にした『ちんぽうがき』(ワニブックス)という本を発表していますが、デビュー作の『むれ』(KADOKAWA)は、「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」で新人賞第1位獲得という実績のある絵本作家です。

『ぷり』は、うんちが出そうという出だしで、すごくシンプルなストーリー。

小さいこども向けの絵本ですが、大橋によると「言葉遊びが面白く、読み聞かせでウケそうな本」とのことです。

普通にできることの幸せ

この『ぷり』が生まれた背景について語る大橋。

ある時、ひろたさん自身がトイレで用を足した後にトイレットペーパーで拭いたところ、真っ赤になったことがありました。

病院へ行ったものの、「すぐに大きな検査はできない」と言われたため、2、3日間怖くてトイレに行けなかったそうです。

その後恐る恐る拭いてみたら、血便ではなく普通の状態であることがわかり、すごく安心したのだそうです。

「普通のうんちができるって、こんなに幸せなことなんだ」と再認識したひろたさんは、「なんでもないようなことが幸せ」ということを表すために絵本にしたそうです。

ひろたさん自身読み聞かせも行っており、その知見も物語に取り入れているそう。
五味太郎さんの『みんなうんち』(福音館書店)という作品もオマージュしているところもあるそうです。

また、トイレを怖がる、苦手というこどもを応援したいという気持ちも込められているとのことです。

新しいうんこドリルが誕生

2つ目に紹介するのは、財務省が発行している冊子『うんこ税金ドリル』。

6年前に『うんこ漢字ドリル』(文響社)など、学習ドリルとうんちのコラボが人気を呼びましたが、同じキャラクターを使って、税金に関する基本的に知識が得られるようになっています。

以前から財務省では、小学校に出張して税金の役割が学べる教室を開いていますが、そこで使用している教材をベースに作成。

高学年向けの教材では「税金がある場合とない場合でどのように人々の暮らしが変わるのか」「ひとりの小学生に対して年間でどれぐらいの税金が使われているのか」などを説明しています。

もちろん、こどもと言えど何かを買えば消費税で税金を払っています。その税金が実際にどう使われているのか、自分のこととしてとらえることができます。

税金と聞くと頭が痛くなる大人が読んでも、使い道にあらためて関心を持つきっかけになりそうです。

こちらは財務省の公式サイトで無料ダウンロードでき、また冊子形式のものを郵送してもらうこともできます。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2023年11月06日14時37分~抜粋

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