北野誠のズバリ

高校野球大好き芸人・かみじょうたけしが今夏の熱戦を振り返る

第105回全国高校野球選手権大会は、慶應義塾高校が107年ぶりに優勝し、幕を閉じました。

8月28日放送『北野誠のズバリ』では、甲子園で開催された14日間のうち、12日間現地で観てきたという高校野球大好き芸人のかみじょうたけしが出演。

この夏の熱戦をあらためて振り返りました。

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実際にすごかった応援

かみじょうが今年の特徴をひと言で表すと「東北勢の躍進」。

最近はベスト8に近畿勢が多く占めていましたが、今回は花巻東、八戸学院光星、そして準優勝の仙台育英と、史上初の3校が入りました。
特に今年の決勝は沸きに沸いていましたが、かみじょうももちろん現地観戦。

1塁仙台育英側のアルプススタンドで観ていましたが、3塁側の慶應の応援が今まで観てきた中で一番の音量だったそうです。

かみじょう「ふつうアルプススタンドの中の4、5割ぐらいが吹奏楽、応援団、保護者の人で(音を出している)。
上の方は僕みたいなアルプス好きで炎天下に応援して、保護者の人と知り合いになるような、何の関係もない人がおるわけですよ。

ただ、慶應のアルプスって10分の10慶應!端っこから端っこまで肩組んで。アルプススタンドが4、5つあったイメージですね。
大げさではなく、尼崎のボートレース場まで聞こえてたと思うんですよ」

仙台育英・須江監督に感動

試合が終わり、両校がアルプススタンドに向かって挨拶に来るのですが、その際かみじょうは、昨年「青春ってすごく密なので」という名言を残した仙台育英の須江航監督が、どのようなふるまいをするのかが気になったのだとか。

須江監督は2、3歩近づき、拍手しながら「ありがとうございます。最高の応援でした」と話し、選手にも激励したあと、きびすを返して慶應のアルプススタンドに対しても、拍手して優勝を称えていたそうです。

これには、仙台育英の関係者ではないかみじょうも思わず泣きそうになりました。

2連覇がかかっていた今年、もしかすると高校野球で最も悔しい思いをしたかもしれない須江監督が、自分の選手や応援してくれた人のみならず、相手陣営も讃えたその態度に、かみじょうは「負けた時にこんなカッコいいのか」と、いたく感銘を受けたようです。

応援に新たなブーム

さまざまな感動を生んだ今年の甲子園ですが、今年流行った応援の方法があるそうです。

それは、「盛り上がりが足りない」コールというもので、49校のうちなんと32校がこのコールをしていて、12日間観戦したかみじょうは何度も何度も聞いています。

ただ、行儀が悪いなと感じたのが、応援の子がみんなに向かって鼓舞するのはいいのですが、全然関係ない3、40代の男性が1人で急に立って、「も!盛り上がりが…」とやり出したこと。
単なる目立ちたがりのように見えたそうです。

八戸学院光星と土浦日大の準々決勝の試合でも、かみじょうは少し前の席で1人の男性が「盛り上がりが足りない」とやるのを目撃。

「嫌やなあ」と思っていたら、そこから5席ぐらい隣にいたオバちゃんから「盛り上がってたやないか!アンタがやるから盛り下がるねん」と一喝。

その男性は試合が終わるまで、ひと言も発することはありませんでした。

強心臓vs強心臓の試合は関西のオバちゃんが勝利しましたが、この掛け声は本来の応援の邪魔になることもあるそうですので、あくまでも応援の主役は出場校の応援勢ということはきちんと押さえておく必要がありそうです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2023年08月28日15時25分~抜粋

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