北野誠のズバリ

大阪人と一緒に食べたくない?「お好み焼き」への強いこだわり

6月23日放送の『北野誠のズバリ』のメールテーマは「叱られました」。

今回話題になったのはお好み焼きについて。それも関西人のこだわりです。
具材、焼き方、食べ方、みんなそれぞれにこだわりがあり、それに反すると叱られるとのこと。

北野誠と氏田朋子が投稿を紹介します。

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豚肉は混ぜる

まずはお好み焼き屋で、見ず知らずの夫婦から叱られた話。

「テーブルごとに鉄板のある店で友人とランチを食べに行きました。
お好み焼きを頼んで、豚肉焼いていったんよけて、生地を鉄板に広げて、その上に焼いた豚肉を乗せていると、『違う違う!豚肉は混ぜる!その焼き方だと焦げる』と言われました。

生地が半面焼けてきたのでひっくり返すと『まだ早い!もっとしっかり焼いてから!』と言われたり、ヘラで生地を軽く押さえると『押さえるな、焦げる!触るな!!』と叱られ続けました。

血気盛んな大学生だった僕らは我慢できず『そんなに言うなら焼いて持ってきてくださいよ。僕らは僕らのやり方があるんです』というと、『あんたらのためを思って言っとるんだ!』と怒鳴られ、これはダメだと思い黙って食べました。

帰りにレジで店主が気まずそうに『また来てね』と言いましたが、『もう来ません』と店を去りました」(Aさん)

この店ではこんな光景がたびたび見られるのでしょうね。店主の「また来てね」が沁みます。

後日談として、彼が結婚して建てた家の向かいがたまたまその夫婦の家。この夫婦はすごくいい人で、どうやら奥さんだけ、お好み焼きを焼く時は人が変わるタイプのようです。

北野「お好み焼きって、みなうるさいね」

氏田「もう焼いてから出してくれたらいいのにね」

キャベツは粗みじん

店がダメなら家ならいいか、というとそうでもないようです。

「京都にいた時、家でお好み焼をやろうとキャベツを千切りにしていたら、その時の元配偶者が、『お好み焼なんやろ?なんで千切りにしてるんや。京都風の洋食焼にしようとしてるんか。お好み焼きは大阪風やないとあかんやろ。キャベツは粗いみじん切りやで』と叱られました。

元配偶者は大阪出身。私は家で作るお好み焼だから、自分の好みの具材で、好みの焼き方にすればいいと思ってるので、京風とか大阪風とかこだわらないでいいと思っていました。

他府県の人と一緒になると、食文化の違いや好みの違うことが多いですね」(Bさん)

スタジオのふたりはともに関西人です。

氏田「お好み焼は結構外で食べることが多かったわ」

北野「みんなで集ってお好み焼きやろうという時、絶対に揉めるもんな」

切り方が違う

お好み焼き論争のテーマは具材や焼き方だけではないようです。

「大阪へ出張して得意先の課長とお好み焼きを食べることになりました。そこはお店が焼いて提供してくれるところでした。

食べようとヘラで切るとその課長が『あかんあかん、そんな切り方、ピザの切り方や』と叱られました。課長はお好み焼きはヘラでこう切るんやと、格子状に切っていました」(Cさん)

この課長とはたこ焼きも一緒に食べたそうです。

「何か足らないと思い『このたこ焼き、キャベツ入ってませんね』と言うと、『タコ焼きにキャベツ?そんなもん入れへん。入れたとしても天かすと紅ショウガ。邪道やな、名古屋は』と叱られました。
タコ焼きにキャベツは愛知県は当たり前です」(Cさん)

これに対し大阪出身の氏田は「えー?知らなかった!それちっちゃいお好み焼やん。キャベツは入れへん」と驚きます。

ひとこと言わずにおれない

大阪人は特に粉ものへのこだわりが深いようです。

「僕は大阪出身の人とお好み焼き店に行きましたが、こだわりなのか蘊蓄なのか、口うるさいので『大阪人とお好み焼きは食べない』と心に決めました」(Dさん)

北野は「なんで大阪の人は、あんなお好み焼きやたこ焼きに一家言お持ちなんやろう」と、半ばあきらめた様子です。

お好み焼きとたこ焼きは大阪のソウルフード。
そこにはどうしても譲れないものがあるのでしょう、知らんけど。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2023年06月23日13時26分~抜粋

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