北野誠のズバリ

その数100以上!?医学博士が日常生活で実践する健康法

12月23日放送の『北野誠のズバリ』では、全編「吉田たかよしに聞け!」と題して、リスナーから寄せられた健康に関する質問に、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が答えました。

番組リスナーは40代・50代が多数。医者にいくほどでもないけど、身体の変化に気づき始める年代です。
「そこで病気の糸口をつかんで早く治療を行って欲しい」と吉田先生が、普段実践している健康法を紹介します。

聞き手は北野誠と大橋麻美子です。

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朝はグーパー体操

北野「吉田先生は日常的に健康のためにやっているルーティンはありますか?」

吉田先生「たぶん全部合わせたら100くらいやっています。この番組では『みなさんこうしたらいいですよ』と無責任に言っているのではなく、私自身がやっています。

例えば朝起きたらグーパー体操をする。と、代謝を高めて寝覚めをよくします。すると夜、ぐっすり眠れるようになるし、毛細血管にもプラスになります」

大橋「先生は室内でもマフラーをしてらっしゃる」

吉田先生「首を温めると手足の抹消の血液循環がよくなるというデータが出ています。ですから私は真夏でも夜寝る時は、首だけはしっかりマフラーで温めています。毛細血管の老化を防ぐ効果もあります」

「風邪はのどから」はなぜ?

吉田先生「暖房の効いた部屋でも、首だけはプラスアルファで温める。これは風邪とか新型コロナの予防にも役立ちます。

なぜ風邪はのどからひくかわかりますか?
これは我々は声を出すために声帯が薄くなっています。ここに毛細血管を発達させることはできないです。だから、そこだけ温度が下がる。
温度が下がれば免疫力が低下します。そこをオミクロン株もインフルエンザも声帯を狙ってきます。だから、そこを温めるのが対策として重要です」

大橋「理にかなっていますね」

寝る前に手を揉む

北野「寝る前に何かしていることはありますか?」

吉田先生「手を揉みます。手を力強く全体を揉む。そうすると手の血管が開く。手がポカポカします。
あれは熱を発しているだけでなく、体内の熱がそこから逃げています。その分、脳の温度が下がります。これをきっかけにして深い眠りにつけます」

北野「寝る前にラジオで怪談聞いてる場合じゃない(笑)」

吉田先生「布団に入ってからやるのがいいです。人間の脳は温度が下がることで眠くなります。
これは赤ちゃんを育てたことがあるとわかります。大人でもイヌでもネコでも、哺乳類は同じです。手足から熱を捨てて、その分脳の温度を下げることを利用して眠ります」

確かに、赤ちゃんは眠る前に手足が温かくなりますね。

寝る時の靴下はよくない

北野「寝る時、足が冷えるからと靴下をはいて寝るとよくないと言いますね」

吉田先生「それは同じ理由です。人間の身体の仕組みでは手の平と足の平は同じです。足の平も温度を上げて、脳の熱を捨てるということをしています。
靴下をはいているとそれができないので、脳があまり冷えなくて浅い睡眠になったり、不眠になったりします」

大橋「でも、冷たくて寝れないので」

吉田先生「その人はまず首を温めて、さらに足首を温める。足首から血管が足の指にいきます。そこを温めるのは大事です」

北野「首、足首、手首は温めるといいですね」

「タマタマの砂おろし」はホント?

ところで最近、番組では「こんにゃくを食べるとタマタマがきれいになる」という話がずっと話題になっていました。

これを吉田先生に伺ったところ、初耳のよう。東海三県だけの言い伝えのようです。

吉田先生「こんにゃくはほとんどが水分と食物繊維です。水分をとることは尿管結石の予防に役立つし、食物繊維をとることは腸内環境がよくなります。
脳腸相関といって、腸内環境がよくなると、脳の中でストレスが緩和される。すると男性の下半身によい影響を与えるということはあると思います」

北野「名古屋では『タマタマの砂おろし』といって、『こんにゃく食べなあかんよ』とこどもは必ず言われます」

吉田先生は「私は悪いことではないと思います」と、好意的な意見でした。

どんな質問にも明晰な回答をする吉田先生でした。ぜひ実践している100の習慣すべてを聴いてみたいものです。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2022年12月23日13時00分~抜粋

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