北野誠のズバリ

ウコンは二日酔い止めではなかった?時代遅れの健康知識

長年伝わってきたさまざまな健康法のいくつかが、最新の科学や医学的根拠によって否定されているそうです。

9月30日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では「時代遅れの健康知識」を取り上げました。
『女性セブン』(小学館)の記事から、北野誠とアシスタントの大橋麻美子が話をすすめます。

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フルーツの罠

昔から「フルーツはヘルシー」「イライラにはカルシウム」「薄毛には海藻」と言われています。
この言説に対し、最新の科学で正しいのか検証しようという動きが活発になりました。

まず、話題に上がったのがフルーツ。
記事によればビタミンは多いものの、含有する果糖はブドウ糖などと比較して、中性脂肪に変換されやすく、肥満を促進します。

そのため一日80キロカロリー程度、約200グラム以上は食べる必要がないとのこと。
具体的にはリンゴなら約半分、バナナなら1日1本の量です。

これには驚きを隠せない大橋。

「ヨーグルトに1本バナナを入れて、別でフルーツ食べますよね?」

意外なリスク

また記事によれば、フルーツジュースには血糖値の急激な上昇リスクがあり、毎日1杯以上飲む人は糖尿病のリスクが高まると指摘。

さらに健康を損なう例として挙げられた意外な食材は春雨。

春雨はカロリーは少ないものの糖質量は変わらず、麺類と置き換えて大量に食べると、結局血糖値が急上昇します。

大橋「ええっ?ということばかりですね」

ウコンは二日酔い止めではない

しかし、大橋が一番ショックだったのはウコンです。

大橋「お酒飲む前に飲みますよ?」

北野「確かに身体にいいですが、あまり飲み過ぎると結局肝臓に悪影響を及ぼしてしまいます。ウコンは二日酔いになるのを止めるものではないです」

大橋「コンビニとかでまずウコンを飲んでからお酒を飲みに行くと、二日酔いにならないと思っていました。どおりで二日酔いになるわ」

結局飲酒量を控えるか、酒を飲みながら同時に水も飲んで、血中アルコール度数を薄めるしかないそうです。

ココナッツウォーターより水

海外セレブに人気のアーモンドミルクやココナッツウォーターも注意が必要とのこと。
アーモンドミルクは牛乳に比べ低カロリーですが、たんぱく質がさほど多くないので栄養価が高いわけでもないそう。

ココナッツウォーターは成分的に水と大差ないのにカロリーが高いので、結局水を飲んだ方が良いようです。

大橋「ヘルシーとか美容にいいと思ってやってましたけど、全然ですね」

北野「美容系意識の高い海外セレブよりわれわれ日本人の方が長生きです。だから、日本人が元来やっている食事をやっておけば、まあ大丈夫かなと、いま思いました」

ウコンの真実

リスナーからこのコーナーへのリアクションが寄せられました。

「ウコンは肝臓にいいですが、お酒前に摂取すると、いつも以上に飲めるんです。ウコンを飲んでいない時より多く飲めるので、量が増えて二日酔いになります。
なので肝臓のためには、いつも通りの量を飲んで、寝る前にウコンを飲むと肝臓のケアになります」(Aさん)

大橋「飲む順番を間違えてましたね」

「小学生の時におばあちゃんがドクダミ茶にはまり、まずいけど毎日飲みなさいと無理に飲んでいました。
私が『マズイから嫌や、カルピスがいい』と言っても許してくれませんでした。

そのうち、私が下痢ばかりになり、医者に行き最近の食生活を話したら、『小学生にドクダミ茶、頻繁に飲ましたら腎不全になるよ』と言われ、それ以来、急にばあちゃんはドクダミ茶を勧めなくなりました」(Bさん)

北野「マズイわ!身体に悪いわ。ドクダミ茶は大人にはいいけど、こどもにはなー」

「今まで胸を張り、みなさんにウコンの蘊蓄を語っていました。カッコ悪かったです。
春雨を味噌汁にガンガン入れつるつると食べてました。ご飯を減らしたのに体重は増えたのは春雨のせいですか…」(Cさん)

自分では健康にいいと思ってやっていることが反対だったと知ったショックは大きいようです。
昔の常識が変わっていることもありますから、今からでも正しい知識にバージョンアップして生活を改善しましょう。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2022年09月30日13時16分~抜粋

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