北野誠のズバリ

乗客が突然いなくなるタクシーの怪談…車内映像で確認すると

『北野誠のズバリ』ではお盆の時期に「お盆特別企画・怪談てんこもり」と題した特集を組んでいます。

そこで毎日、リスナーから届いた怪談話を紹介しつつ、怪談師の方が怪談話を披露。

8月11日の放送では番組の冒頭、パーソナリティーの北野誠が過去に聞いた怪談話を披露しました。

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昭和のタクシー怪談

さまざまな客が乗り降りするタクシーですが、電車の運行が終了したあとの夜中に利用されることも多いからか、怪談話の舞台としてもよく登場するそうです。

北野いわく、有名なタクシー怪談のひとつが、京都にある深泥池(みどろがいけ)のお話。

昭和後半の時期のお話ですが、ある女性がタクシーを止め「深泥池までお願いします」と運転手さんに話しかけました。

当時、深泥池の周りには民家はあまりなく、運転手さんは「なぜそんな所に?」と思いつつも、車を走らせました。

目的地に近づき、運転手さんが「お客さん、ぼちぼち深泥池の辺りに着きますけど、どの辺りに車停めたらよろしいですか」と尋ねて振り返ると、後部座席に女性の姿はなく、シートがびっしょりと濡れていたという……。

この女の人が忽然と姿を消し、座席が濡れていたというのは、その後のタクシー怪談のベースにもなっていて、実際に新聞にも載ったことがあるできごとだそうです。

青山墓地から横浜まで

それから時代は進み、北野がこれから語る話は、10年ほど前の話になります。

東京の仕事のため、家からタクシーで放送局に向かう途中、運転手さんから「北野さんって心霊スポットとか行っておられますよね?」と聞かれ、北野は「よく行ってます」と回答。

そこで運転手さんが、自分の体験談を語り出しました。

夜の11時ごろ、青山霊園墓地で白いワンピースを着た女性が手をあげて、車に乗り込みました。

運転手さんが行き先を聞くと、「横浜方面まで」とのこと。

かなりの距離で、料金が1万5千円から2万円ほどになるため、運転手さんは念のため「まだ電車ありますけど、本当によろしいですか?」と確認。

女性が「構いません。とりあえず横浜方面まで走ってください」と答えたため、「気の変わらないうちに」と思い、あわてて高速道路へと走って行きました。

後部座席に異変が

夜に青山墓地というのも怖いシチュエーションですが、運転手さんもたまにバックミラーで女性の様子を確認しながら走っていました。

すると、途中でバックミラーにもやがかかる状態に。

後ろの様子がわからないので、運転手さんは「体調悪くないですか?」と話しかけると、女性は「大丈夫です」と返答しましたが、バックミラーはどんどん見えにくくなる状態に。

そして、バックミラーが見える状態になった時、女性は忽然と姿を消していました。

映像として残っていた!

…と、ここで話が終わるのが昭和の怪談ですが、平成の怪談はひと味違います。

車内にはモニターが設置されていたので、会社に戻ってみんなで映像を確認してみました。

実際に女性を載せた時の様子なども記録されていますが、途中でもやがかかり、もやが消えると女性も消えていたことも記録されていました。

この話を聞いた北野は「その映像買うよ!10万円で」と運転手さんに交渉。

しかし、運転手さんは「そんなもん(気味が悪いので)消すに決まってるじゃないですか」と答え、北野はガックリ。

では、なぜこの話を北野にしたのでしょうか。

この話を北野から番組などで話してほしかったからではなく、運転手さんが「この話をネタに、お笑い芸人へ転職できないか」という相談だったのです。

今後、同じような体験をしたタクシー運転手の方は映像を消さず、まずは北野までご一報ください。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2022年08月11日13時02分~抜粋

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