北野誠のズバリ

ニラとオレンジは合う!?AI技術で野菜嫌いを克服するレシピを開発!

『北野誠のズバリ』の木曜日は、大川興業の裁判傍聴芸人でニュースウォッチャーの阿曽山大噴火が、毎週気になるニュースをレポート。

8月4日の放送では裁判のお話ではなく、「NECとカゴメが野菜のプリンを開発」というトピックを取り上げました。

どんな味なのか?なぜこの2社が開発したのか?謎がいろいろと浮かび上がってきます。

[この番組の画像一覧を見る]

AI技術で新感覚の野菜レシピを開発

2日、カゴメ株式会社と日本電気株式会社(NEC)は、AI技術を使って野菜嫌いを克服するプリンを開発したと発表しました。

カゴメはトマトジュースなどで有名なのでプリンを作ったのはわかりますが、NECはどのような技術でプリン開発に関わったのでしょうか?

2019年にカゴメが「子どもの野菜に対する意識調査」を実施。
その中で「野菜が好き」と答えたこどもの中でも、「嫌いな野菜がある」と答えたのは74%という結果がわかり、NECの「リンク予想AI」という技術を使えば、野菜がおいしく食べられるレシピが開発できるのではないかと考えたそうです。

開発にあたり、まずは食卓で一品加えやすいデザートに絞ることに。

さらに老若男女に愛されていて、病院で医療食としても提供されているプリンにしようと決めたそうです。

ピーマンとライムって合う?

野菜で作ったプリンにターゲットを決めたことで、次に考えないといけないのは食材ですが、ここでNECの「リンク予想AI」という技術が活きてきます。

これはいろいろな物事の関係性を分析して、今まで誰も気づいていない隠れた関係性を発見する説明可能AIだそうです。

まずNECが収集した50万種類以上の料理のレシピと食材の組み合わせをAIが学習し、カゴメのアンケート結果からこどもが苦手とする21種類の野菜に対して、AIがそれぞれに相性の良い食材を判定することで、新しいレシピを作成します。

例えばピーマンとライムは相性が良いのだそうですが、あまり思いつかない組み合わせ。

これはピーマンと野菜だしがさまざまな料理で組み合わされているので、AIは定番の組み合わせと記憶します。

そして、野菜だしはタイカレーを作る時にライムと一緒に利用されているため、結果的にピーマンとライムは相性が良いと導き出されるというわけです。

名プリン職人が作成!

AIが分析した結果100種類の組み合わせをインターネット上で公開し投票された結果をもとに、岐阜の有名な洋菓子のオーナーシェフ、所浩史さんに6種類のプリンを作ってもらったとのことです。

所さんはパステルのなめらかプリンを大ヒットさせた有名シェフで、販売は所さんの店舗とオンラインで2,000個限定で販売します。

ここまで聞いただけでもすでに食べたくなるのですが、肝心なのがプリンに使われた野菜と食材です。

1つ目はトマトとクリームチーズで、これはイタリアンな感じでイメージが湧きやすいですね。

2つ目はトウモロコシとヨーグルトで、とうもろこしにマヨネーズを和えて作ったプリンに、上からヨーグルトソースをかけたものだそうです。

ほかににんじんと白ワイン、かぼちゃとレーズン、ほうれんそうとココナッツ、ジャガイモととうふもあるそうで、2か月おきに発売されるとのことです。

気になった方はチャレンジを

ただ、阿曽山が気になったのは、今回100種類の中から採用されなかった組み合わせ。

例えばニラとオレンジ、しいたけとパクチー、チンゲンサイとメイプルシロップ、白菜とピーナツバター、白菜とマーマレード、ブロッコリーと海苔、ブロッコリーと日本酒。

ネギに対しては4種類で、ミント、バナナ、バニラ、チョコチップ。

「本当に合うの?」と思われたかもしれませんが、1度試してみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2022年08月04日15時24分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報

×