北野誠のズバリ

拷問器具収集家ヌガザカさんと中世ヨーロッパの拷問器具を体験!

『北野誠のズバリサタデー』東海地方を中心に活動するお笑い芸人・太廊が気になる場所や人をレポートする「工作員潜入レポート」

8月1日の放送では、拷問器具収集家のヌガザカさんから「ついに本物の拷問器具が手に入りました!」と連絡をもらった太廊が、中世ヨーロッパで実際に使われていたという「拷問器具」を体験した話について語りました。

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人を「痛めつける」ための道具

拷問器具とは、捕らえた人に自供を促すために使う器具。多くは中世ヨーロッパで使われていました。人を殺めるためのものではなく、「痛めつける」ための道具です。

これまでのヌガザカさんのコレクションは、実物ではなくレプリカ品や代用品でした。今回は「実際に使われていたであろう器具を古物商から仕入れた」という話を聞いて、太廊は早速ヌガザカさんの家に向かったのです。

ヌガザカさんの家の駐車場で、太廊は新しい拷問器具の数々を見せてもらうことができました。

眠らせない「異端児のフォーク」

まずは「異端者のフォーク」。これは全長約10センチのレンチのような鉄の棒で、両端にVのトゲがついているもの。顎下と鎖骨の間に挟んで使います。

頭を下げると、その両方にトゲが刺さる仕組み。つまり「寝かせない」ための道具です。15世紀のスペインで、異教徒を改宗させるために使っていたものなんだとか。

「実物の可能性が非常に高い」というヌガザカさんに太廊が「100%じゃないんですか?」と尋ねると、ヌガザカさんの返答は「古物商を渡ってきたものだから、確実に実物とは言い切れない」というもの。

「ただ今回はオーストリアの処刑器具収集家から購入したものなので、今までのレプリカとはわけが違う」と、ヌガザカさん的には本物であるという自信はあるようです。

この「異端児のフォーク」、元々はカナヅチやツルハシとして使っていたもの。金属部分を再び火に入れて、先端に切れ目を入れて無理やりV字に開いたものだとされています。

拷問器具は、実際の農具や工具から変形させたものが多いそうです。

頭蓋骨を圧迫「ヘッドクラッシャー」

続いては、インド人のバイヤーから手に入れた「ヘッドクラッシャー」。同じく中世ヨーロッパで広く使われていたという、頭蓋骨を圧迫する拷問器具です。大きさは横40cm、高さ60cmほど。かなりサビていて、年季が入っています。

しかし、これについては「実物がどうか怪しい」とヌガザカさん。専門家によると、「スクリューの形が中世ヨーロッパのころの技術とは少し違う」んだそう。

またヘッドクラッシャーにしては「小さく、弱そう」。本物の拷問器具はもっと頑丈な物が多いので、こちらはもしかするとレプリカかもしれないということです。

今回、計6点の拷問器具を購入したヌガザカさん。総額は会社員1か月の月給分ぐらいだったんだとか。

「骨から音が伝わる。痛かったです」

太廊は「ヘッドクラッシャー」を実際に体験しました。車に横になって装着すると「骨から音が伝わってくる。非常に怖いですね」と太廊。

「小さくもろく見えるものの、結構な力で圧迫されるんですね。試しただけでもかなり恐ろしかったです。痛かったです」と、なかなかの恐怖体験だったようです。

「歴史を体験したみたいでロマンがありますね」と語った太廊に、「わかってくれますか!うれしいですね!」とテンションが上がったヌガザカさん。

「いいこと思いついた!最新式の拷問を体験させてあげましょう」と、太廊に新たな器具を紹介してくれました。

最新式の拷問を体験!

アメリカの某諜報機関がやっているという最新の拷問で、後ろ手に手錠をかけられ、頭には袋をかぶせられた状態で「イヤホンから延々と外国のこども番組の陽気な歌を聞かされる」というもの。

「陽気な歌が逆に怖くて。自分が違う世界にいるような感じ」を味わった太廊はパニックになり、1分経たずしてギブアップ。

「やばいでしょ」と袋を脱いだ太廊に、「やばいでしょ!これ」とヌガザカさんは満面の笑み。「お前が一番やばいよ…」と言いたい気持ちをグッとこらえた太廊でした。

ヌガザカさんは定期的に「拷問器具を愛でる会」を開催しています。次の開催は8月27日(土)。興味のある方はぜひ!
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2022年07月30日11時08分~抜粋

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