北野誠のズバリ

なぜ大人から批判殺到?ランドセルを軽くする小学生発案の「さんぽセル」

「悟空のきもちTHE LABO」が、既存ランドセルに取り付けることができて、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック「さんぽセル」のクラウドファンディングを始めました。

この「さんぽセル」発売のニュースに対し、1,000件を超える批判のコメントが届いたことから、この批判に対抗するためとしています。

6月6日放送の『北野誠のズバリ』では、『ITmedia ビジネスオンライン』の記事からこの話題について取り上げました。

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ランドセルを軽くするスティック

「さんぽセル」は栃木県に住む小学生の双子と兄妹が中心になり、脱ゆとりで重くなったランドセルを、体感で約90%軽くするスティック。

この「さんぽセル」について、「これはようできてるなと思った」と感心する北野誠。

重すぎるランドセルを背負って長時間通学することで身体の不調を訴える「ランドセル症候群」は、小学生が抱える大きな問題です。

今回スタートしたのは、「さんぽセルにより児童を支援する寄付型クラウドファンディング」。

集まった資金はさんぽセルの使用者がともだちに配る資金にする、または児童の健康を目指す活動団体などを通じて、さんぽセル通学を希望する児童に寄贈するための資金として活用されるそうです。

「こどもの方がずっと賢い」

しかしこの「さんぽセル」の発売について掲載したニュースサイトには、1,000件を超える大人からの批判が寄せられました。開発に携わった小学生たちは、これを「さんぽセル事件」と呼んでいるそうです。

「なんでこれを非難しているのかわからないです」と北野。

批判の一部はこうです。

「考えた子たちバカそう」
「ランドセルに付けられた防犯ブザーが身体から離れてしまうよね」
「これでは背後から襲われたらどうしようもない」
「重たいだろうけど、楽したら筋力が低下していかん!身体も心も鍛えないと!」
「突然走ったり、止まったり。その辺の摩訶不思議なこどもの動きに対応できない」

これらのコメントに、小学生たちはユーモアを交えながらひとつひとつきっちり反論しています。

「こどもの方がずっと賢い」と笑う北野。

10万あったら競馬に使いたい

北野は「ランドセルって、なんでそんな特別な思い入れがあるのかわからない。これほど選択肢がある時代に、ランドセルを背負わなければいけない理由ってどこにあるんですか?」と問題提起します。

確かに重いランドセルではなく、その子の体形にあう軽いスポーツバッグで良いとしている学校もあります。

「おじいちゃん、おばあちゃんが10万ぐらいするランドセル買うって。そんな金あったらワイド買うがな!」と競馬に使おうとする北野を、「軍資金にしないで!」とたしなめる松岡亜矢子。

戸井康成は「おじいちゃん、おばあちゃんたちの楽しみでもあるんでしょうね」と、孫にランドセルを買うことを楽しみにしている高齢者も多いと理解を示します。

「俺にはまったくわからない」

北野「楽しみやないよ、いま負担や。うちの孫、あともう1年ぐらいしたらランドセルの話が出てくると思うけど。10万ぐらいするで、普通にええやつ。楽しみじゃねえよ、負担!」

戸井「お孫さんに向けて、おじいちゃんおばあちゃんが買ってあげるのが、大概の世の中のルールになってるから」

北野「そうや!」

1年後の出費を思って、やけくその北野。

話は「さんぽセル」に戻ります。

「現場の小学生たちが『これ面白いやん』って考えてるんだから、なんで大人の批判が殺到するのか、俺には全くわからない」と苦笑いの北野。

北野は「使いたい方を使ったらいいんじゃないですか」と、コーナーをまとめました。
(minto)
北野誠のズバリ
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2022年06月06日13時16分~抜粋

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