ストレス解消や健康に良いという理由からか、今やサウナが大きなブームとなっています。
サウナの効果はいろいろと広まっていますが、中には誤った情報が流れているようです。
5月14日放送『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)では、『医者が教えるサウナの教科書ービジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』(ダイヤモンド社)の著者で、慶應義塾大学医学部特任助教、日本サウナ学会代表理事の加藤容崇先生が、医学的な証跡などを元にサウナの効能を解説しました。
デトックスにダイエット効果は間違い!?サウナの正しい常識
デトックス効果はある?
サウナの効果でよく言われるのは、デトックス。
身体の中にある毒素が抜けていくイメージがありますが、これは正しいのでしょうか。
加藤先生「これは△から×で、ほぼない。
基本的に汗はそもそも解毒する器官ではないということですね。
実際に論文ベースで有毒な物質が汗から出るのは何%ぐらいなのか計算すると、だいたい0.024%、ほぼほぼ出ないですね」
いきなり出鼻をくじかれたような感じですが、ではダイエット効果はあるのでしょうか。
加藤先生「ダイエットは△で、ダイエット自体はうまいこと行けば代謝が上がって痩せるような体質になるんですが、その後のレモンサワーや唐揚げとか、ごはんがおいしすぎてカロリー摂取が増えちゃって痩せないっていう論文報告がありますね」
後半の部分は耳の痛い人が多いのではないでしょうか。
身体の中にある毒素が抜けていくイメージがありますが、これは正しいのでしょうか。
加藤先生「これは△から×で、ほぼない。
基本的に汗はそもそも解毒する器官ではないということですね。
実際に論文ベースで有毒な物質が汗から出るのは何%ぐらいなのか計算すると、だいたい0.024%、ほぼほぼ出ないですね」
いきなり出鼻をくじかれたような感じですが、ではダイエット効果はあるのでしょうか。
加藤先生「ダイエットは△で、ダイエット自体はうまいこと行けば代謝が上がって痩せるような体質になるんですが、その後のレモンサワーや唐揚げとか、ごはんがおいしすぎてカロリー摂取が増えちゃって痩せないっていう論文報告がありますね」
後半の部分は耳の痛い人が多いのではないでしょうか。
サウナで痩せるメカニズム
身体の中の代謝を上げ体内に蓄積されたエネルギーを燃焼する甲状腺ホルモンの濃度がサウナによって上がることで、痩せ体質になるのだそう。
ただし、サウナに入る前やサウナ中に糖質やカロリーを摂ると効果が出なくなるため、スポーツドリンクなどではなく、水などで水分補給をする方が良いとのことです。
ファスティング効果は一般的に18時間ほどかかるそうですが、サウナはわずか2、30分で効果が表れてくるのだとか。
これはサウナに入っている自体が身体にとって異常事態であり、身体の中のエネルギーをすぐに使おうとするモードになるからだそうです。
その他では、男性がよく言う「お酒を多く飲んだ後、サウナに入るとアルコールが抜ける」というもの。
加藤先生「これは危ないから×ですね。
脱水が解消されない状態になって、水を飲んでも身体の外にどんどん出ちゃうので、止めた方がいいですね」
ただし、サウナに入る前やサウナ中に糖質やカロリーを摂ると効果が出なくなるため、スポーツドリンクなどではなく、水などで水分補給をする方が良いとのことです。
ファスティング効果は一般的に18時間ほどかかるそうですが、サウナはわずか2、30分で効果が表れてくるのだとか。
これはサウナに入っている自体が身体にとって異常事態であり、身体の中のエネルギーをすぐに使おうとするモードになるからだそうです。
その他では、男性がよく言う「お酒を多く飲んだ後、サウナに入るとアルコールが抜ける」というもの。
加藤先生「これは危ないから×ですね。
脱水が解消されない状態になって、水を飲んでも身体の外にどんどん出ちゃうので、止めた方がいいですね」
サウナの大きなメリット
では、サウナは疲れが取れるというのは正しいのでしょうか。
加藤先生「これはめっちゃ良くて、まず身体の疲労って、乳酸っていう物質があって筋肉痛とかになったりするんですが、10倍早くなくなります」
また、身体の疲労だけではなく、脳の疲れにも効果があるとのことですが、これはなぜなのでしょうか?
加藤先生「感覚的な言葉でいうと、ごちゃごちゃ考えられなくなる。
熱いですし、スマホとかいじれなくて情報とかそんなにないですし、だから脳が疲れない環境であるっていうことですね。
脳って、放っておくと勝手にごちゃごちゃ考えて疲れるんですけど、サウナに入ると脳の血流が少し下がるので、そもそも脳がごちゃごちゃ考えられづらくなる。
勝手にエネルギーを使って勝手に疲れるのを防いでくれる効果がありますね」
さらに女性にとっては特に気になる美肌効果はあるのでしょうか。
加藤先生「これもめちゃくちゃ良くて、赤ちゃんみたいな肌になりますね。
なぜかっていうと、毛細血管っていう細かい血管が皮膚の表面にあるんですけど、そこの密度が21%上がって、酸素をいっぱい含んだピンク色の血液が6%増えるので、肌全体に酸素や栄養が行き渡って、赤ちゃんみたいな肌になりますね」
加藤先生「これはめっちゃ良くて、まず身体の疲労って、乳酸っていう物質があって筋肉痛とかになったりするんですが、10倍早くなくなります」
また、身体の疲労だけではなく、脳の疲れにも効果があるとのことですが、これはなぜなのでしょうか?
加藤先生「感覚的な言葉でいうと、ごちゃごちゃ考えられなくなる。
熱いですし、スマホとかいじれなくて情報とかそんなにないですし、だから脳が疲れない環境であるっていうことですね。
脳って、放っておくと勝手にごちゃごちゃ考えて疲れるんですけど、サウナに入ると脳の血流が少し下がるので、そもそも脳がごちゃごちゃ考えられづらくなる。
勝手にエネルギーを使って勝手に疲れるのを防いでくれる効果がありますね」
さらに女性にとっては特に気になる美肌効果はあるのでしょうか。
加藤先生「これもめちゃくちゃ良くて、赤ちゃんみたいな肌になりますね。
なぜかっていうと、毛細血管っていう細かい血管が皮膚の表面にあるんですけど、そこの密度が21%上がって、酸素をいっぱい含んだピンク色の血液が6%増えるので、肌全体に酸素や栄養が行き渡って、赤ちゃんみたいな肌になりますね」
サウナの入り方
サウナの効能について押さえたところで、次に効能をもたらすサウナの入り方について教えていただきました。
加藤先生「サウナに入って水風呂に入って、ちゃんと休憩を取るっていうのが大事ですね。
それを3周ぐらいするっていうのがオススメの入り方です。
水風呂に入って出てからの爽快感っていうのが、脳科学的に見てもすごく気持ちいいと。
頭がスッキリ、ハッキリするという効能があるので。
もちろん水風呂は身体に負担がかかるので、いきなり入るのは良くないですが、徐々に身体を慣らして入るようにした方が、気持ち良い感覚がありますね」
サウナは熱いところに入って我慢する、痩せるために入るというイメージがあるかもしれませんが、基本的には疲れが取れる、身体の調子を整えるために効果的で、あくまでも無理せず入るのが大事とのことです。
(岡本)
加藤先生「サウナに入って水風呂に入って、ちゃんと休憩を取るっていうのが大事ですね。
それを3周ぐらいするっていうのがオススメの入り方です。
水風呂に入って出てからの爽快感っていうのが、脳科学的に見てもすごく気持ちいいと。
頭がスッキリ、ハッキリするという効能があるので。
もちろん水風呂は身体に負担がかかるので、いきなり入るのは良くないですが、徐々に身体を慣らして入るようにした方が、気持ち良い感覚がありますね」
サウナは熱いところに入って我慢する、痩せるために入るというイメージがあるかもしれませんが、基本的には疲れが取れる、身体の調子を整えるために効果的で、あくまでも無理せず入るのが大事とのことです。
(岡本)
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