北野誠のズバリ

実は今が旬!かわいいパッケージで話題の「海苔」

おにぎりやラーメン、最近では恵方巻でも食べることがあったと思いますが、私たちの身近にある海苔。

しかし、海苔に旬の時期があることや、海苔のおいしさの違いなど、身近な食材の割には意外と知らないことが多いのではないでしょうか。

2月7日放送『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの松岡亜矢子が、海苔を広めるための商品をデザインしているという株式会社RWの代表取締役、稲波伸行さんにお話を伺いました。

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100年先にも食べてほしい

まずRWが海苔に携わることになった理由について。
三重県桑名市にある海苔問屋の福井さんが、業務向けだけではなく、個人向けにも海苔を販売したいと考えた際、ある商業施設を通じて、RWとタッグを組むことになったのがきっかけ。

昨今、海苔を作る人や食べる人が減っている状況で、もっと海苔を広く食べてもらいたいという思いから「norimomo」というブランドを作りました。

ブランドのコンセプトは「百年先にのりをつなげる」、若い人や女性などにまずは手に取ってもらいたいということで、パッケージの見直しを図りました。

スーパーで見る海苔のパッケージは、シブい色合いに筆文字で「のり」みたいなイメージですが、norimomoのパッケージは淡いピンクを基調としたかわいらしいイメージ。

まるでフェイスシートや韓国コスメのような見た目です。
 

3つのコンセプト

このブランドには3つの柱があるのですが、1つめは「カジュアル」。

普段あまり海苔を食べる機会のない若い人に親しんでもらおうと、さまざまな味付けのラインナップ。

梅しそや醤油バター、インドカレーやシビ辛四川など、いろんな味がついた海苔をふりかけのように使ってもらうものです。

「ベーシック」は、料理などの普段使いに最適。

ただ、通常売られている海苔は「四つ切り」「二つ切り」といった売り方をしていて、慣れていない人からすると、どれぐらいの大きさなのかよくわからないもの。

そこで「おにぎり用」、「手巻き用」と、用途に合わせた書き方をすることで、選びやすくなっています。
 

産地によって海苔は違う

最後に紹介する「スペシャリティ」は、最もnorimomoが大事にしているコンセプトです。

稲波さん「産地によって獲れる時期も違えば味も違うというお話をお伺いして。

例えば九州だと甘みの強い海苔が獲れる、伊勢湾は塩みがかっていて締まった味がするんだよとか、最近では桑名の方では浅草海苔っていう、絶滅してしまった品種を製品にしようという実験的な試みをしていたりとか。

産地によっていろいろ取り組みや味が変わっているっていうのが面白くて。

そういったことをちゃんと知れば、海苔食に対してももう少し興味を持っていただけるんじゃないかと思って、させていただきました」
 

海苔は今が旬!

そのスペシャリティでは今、「新のりリレー」という企画がされているとのことですが、これはいろんな産地のものを「食べ比べセット」として販売しているもの。

どのような思いが込められているのでしょうか。

稲波さん「寒い時期の方が良い海苔が獲れるんですね。

12月から3月ぐらいまでがシーズンと言われていて、新海苔っていう一大イベントといいますか、寒い時に芽が出ると柔らかくてとても口あたりが良いおいしい海苔になるっていうことで、寒いところから順に、宮城の方から兵庫や九州、三河っていうふうに海苔が揚がってくるんですね。

新米と同じように思ってもらえるくらい、海苔食に興味を持ってもらえると非常にうれしいなと思って、新のりリレーとして企画させていただいた感じです」

いつも同じ市販の海苔を買いがちですが、新しい海苔が出てくるこのタイミングに海苔の専門店で買ってみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2022年02月07日14時42分~抜粋

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