北野誠のズバリ

原料は何?自分でつくるファンデーション体験

女性がふだん使うファンデーションですが、意外と知らないのがその原料。

そのファンデーションを自分で作る体験ができる場所が、唯一愛知県にあるそうです。

1月10日放送『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの松岡亜矢子が「ミネラルファンデーション作り体験」について調べた結果を報告しました。

[この番組の画像一覧を見る]

愛知でゴールドラッシュ!?

愛知県新城市や設楽町周辺は豊川という川が通り、中央構造線が通っているため、特徴的な地質や地層が見られる場所として知られています。

かつては武田信玄の軍備を支えたといわれる金山があり、そこで砂金が採れたそうですが、今は簡単に入ることはできず、見学も研究目的に限られています。

また、谷川河床礫ではオパールが採れるそうで、これは知る人ぞ知る情報かと思いきや、Googleマップにもしっかり「オパール」と書かれたピンが立っているぐらい有名なんだとか。

もちろん、普通の人はパッと見た目ではオパールと判断がつきにくいそうですが、いろいろな石が採れるということで、一攫千金狙いでなくても面白いかもしれません。
 

ファンデーションの原料は?

さて、冒頭で触れたファンデーション作りですが、東栄町に日本で唯一、自分でファンデーション作りができる場所があります。

ファンデーションの原料となるセリサイトという鉱物が、日本で唯一採れる粟代鉱山があり、別名「絹うんも」と呼ばれるほどキメが細かく光沢があるため、きれいに肌が仕上がり、高級コスメの原料として世界中で利用されています。

しかも東栄町で採れたセリサイトは純度も高く質も良いということで、世界シェアの50%を占めるほどの人気だそうです。

現在も採掘し続けているため、採掘場所は通常非公開となるところですが、そのセリサイトを採掘している三信鉱工さんは、鉱山見学のツアーを開催。

今も手作業で採掘し、内部は木枠で天井や壁を補強、さらに手押しのトロッコで運ぶという、昔ながらの手法で採掘を続けています。
 

探検気分で見学

鉱山見学はヘルメットをかぶって狭い坑道を進むという、さながらちょっとした探検のよう。

そのため見学客は男性が多いと思いきや、やはりファンデーションの原材料が採れる場所ということで、女性も多いそうです。

そして鉱山を見学した後に、ファンデーションを作る体験もできるということです。

もしファンデーション以外の物を作りたいという場合は、入浴剤やリップクリーム作りも可能とのことです。

食に興味がある方が食材の産地を訪ねるように、地元の役場では、美を極めるために原材料の場所を訪れるという「ビューティー・ツーリズム」という感覚で、遊びに来て欲しいという思いもあるそうです。

もし「自分のオリジナルのコスメを作ってみたい」と興味を持たれた方は、ネットで「東栄町 ミネラルファンデーション作り」と検索すると、すぐにヒットするとのことですので、調べてみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2022年01月10日14時36分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報