北野誠のズバリ

「4WD最強説」はウソ?雪道の運転で気を付けたいこと

1月6日放送の『北野誠のズバリ』。関東で大雪が降ったこの日は、『くるまのニュース』の記事から、雪道の運転で気を付けたいことについて取り上げました。

慣れている人でも、油断をすれば思わぬアクシデントが起こる雪道での車の運転。細心の注意を払ったとしても、間違った知識で運転している場合があるそうです。

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「スタンバイ4WD」の落とし穴

例えば、雪道では急ブレーキをせず、小刻みにブレーキを踏む「ポンピングブレーキ」を行うという常識。

実はこれは間違いで、現在はABSが搭載されていれば「全力でブレーキを踏む」が正解なんだとか。ひたすらブレーキペダルを踏み続けた方が、早めに停止することができるそうです。

また「4WDだから雪道も安心」もウソ。

最近は「スタンバイ4WD」のシステムを採用している場合が多く、これはほとんど前輪駆動で走るシステムのため、一般車と同じように雪道で滑ってしまいます。

4WDの場合、滑って一度コントロールを失ってしまうと、よほどのテクニックがない限り素人には制御できないというのです。
 

ポンピングブレーキは逆効果

一昔前と比べて、車の性能は大きく様変わりしています。

以前は、雪道ではポンピングブレーキが当たり前でしたが、今の車はABSを搭載している車がほとんどなので、ポンピングブレーキをすればするほど流れやすい状態になってしまうというのです。

これには、「知らんかったねー」と驚く北野誠。

ABSは「タイヤがロックすればするほど利く」特質があるので、ブレーキペダルを踏み続けた方が短距離で停止することができるそうです。
 

雪道走行には板1枚

雪道での一番の問題は、スタック。新雪が積もる路肩に車を停めてしまうと、タイヤが空転して動かなくなってしまいます。

「先人が付けて行ってくれた道に乗ったら、そのままの道をずっと行かないと」とアドバイスをする北野。

自分以外の人が乗車していた場合は車を押してもらうことができますが、ひとりの時は大問題です。

北野いわく、「雪道を行くときは、板を1枚持って行くのがええってよく言うんですけどね」とのこと。

タイヤが空回りした場合に、板を1枚かませることで動きやすくなるというのです。
 

とりあえずバック

「みんなね、前に行きたがるんですけど。スタックして空回りした時は、一旦車をバックさせてください。とりあえず、摩擦が起きるところに行かなあかんのですよ」と北野。

慌てると「前に、前に」と思ってしまいますが、北野によると、一度後ろに下がることが良いようです。

北野「焦らずゆっくり後ろにちょっと行けたら、ハンドルの方向を変えて。摩擦が起きるところに、タイヤを向けて行かなあかんのです」

北野自身も、ロケの時に急に雪が積もって車が動かなくなり、右往左往した経験があるそうです。
 

いざとなったら旦那を挟む?

「ちっちゃなスコップと板くらいは、持っておいた方がいいです」と繰り返す北野。

スタッドレスタイヤだから、チェーンを巻いているからといっても、スタックで空転してしまうことはあり得ます。

「いざとなったら旦那を寝ころばすとか、アリなんですよ」という北野に、「わははははは!」と笑う氏田朋子。

氏田「それを挟むの?」
北野「ちょっと旦那のセーター…」

氏田「あっ、セーターね!びっくりした」
北野「いざとなったら、もう旦那の手のひらっていうのも」
氏田「やめてやめて(笑)。怖い怖い」

何が起こるかわからない雪道。

夫のセーターや手のひらを守るためにも、板やスコップを車の中に積んでおくことが大切であるようです。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2022年01月06日13時16分~抜粋

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