北野誠のズバリ

究極のTKGを愛知県で食べ比べ!

昨年、愛知県岩倉市でオール岩倉産「至極の卵かけごはん ~いわくらTKG~」というプロジェクトが発足しました。

岩倉市は名古屋の中心から電車で15分ほどの場所にあるベッドタウンで、TKGとは卵かけごはんのことですが、すべて岩倉市で作ったもので完成させたのが、いわくらTKGと呼べるものです。

そして現在、このプロジェクトに関連したスタンプラリーが開催中とのこと。

11月8日放送『北野誠のズバリ』では、アシスタントの松岡亜矢子が、いわくらTKGの企画運営委員会兼観光振興会の金井透さんにお話を伺いました。

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岩倉市がらみで完全統一!

そもそも、いわくらTKGのプロジェクトが始まったきっかけは、岩倉市に石塚硝子という大手ガラス食器メーカーがあり、その社員さんの妄想だったそう。

石塚硝子では、ガラス製ながら陶芸品のような温かみのある「ADERIA てびねり片口豆鉢」という、卵や納豆などねばねばした物を注ぎ込みやすい食器を開発。

その開発した方が通勤途中、名古屋コーチンのふ化場があることを知り、「片口豆鉢で名古屋コーチンの卵をかけて、ごはんを食べたらおいしくなるだろうなあ」と考えていました。

そして、会社の企画として考えていくうちに、器、卵だけでなく、せっかくだったら他のものも岩倉産に統一できないかと思い、岩倉市観光振興会に問い合わせたことで、「いわくらTKG」として企画化。

ブランドにするなら定義が必要ということで、食材は関戸養鶏人工孵化場で作った名古屋コーチンの卵に、岩倉市産のお米「あいちのかおり」、食器は「ADERIA てびねり片口豆鉢」、さらに佐藤醸造さんの尾張醤油、または本たまりを使用することとしています。
 

いわくらTKGは外食で

そして、この「いわくらTKG」を提供する認定店を募集したところ、4件の応募があったとのことですが、家庭向けにアピールするというよりも、外食向けのプロジェクトというのが意外な展開。

なぜ、外食に限定したのでしょうか。

金井さん「『ご家庭で作ってもらえばいいじゃん』という方も当然いらっしゃるんですけど、卵自体が高くて。

普通は10個入りパックを買っても200円もしないようなお値段なんですが、名古屋コーチンはお肉よりも注目度が低くてあまり出回らないとなると、普通の家庭で1個の卵に100円なり70円なりかけるのは難しいじゃないですか。

なので、お店に行って食べるっていう選択肢の方が現実的かなと」

実際にお店では、定食でごはんをいわくらTKGに+200円で変更できたり、ランチタイムにサービス価格で提供されたりしているそうです。
 

TKGそんなに違う?

ただ、先ほど紹介した「いわくらTKG」の条件だと、応募が4件と少なく、なかなか参入しづらいのも事実。

そこで少しハードルを下げて、どこの名古屋コーチンの卵でもOKとし、醤油やお米もどこでも良いが、「ADERIA てびねり片口豆鉢」だけはマストとして再度募集したところ、現在は8店舗に倍増。

そして現在、その8店舗を対象にしたスタンプラリーが12月まで開催されているというわけです。

しかし、ここで「卵かけごはんに、そんなに違いがあるのか?」という疑問が。

それに対して金井さんは、「本当に『いわくらTKG』で8店舗も回れるの?と思われがちなんですが、それぞれの店が使っているお米、コシヒカリとか、うちは釜炊きにしてみましたとか、さらにはお醤油に関してもお店独自のブレンドをしてるんですよ。ある店ではお店独自の土佐醤油を作りましたと、全く同じ店が1個もない」と回答。

それぞれのお店の特色が出ているようです。

1日で回りきれないですが、食べ比べてみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年11月08日14時44分~抜粋

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