北野誠のズバリ

テレワーク浸透も…サラリーマンが会社に行きたがるのはなぜ?

緊急事態宣言が続く中、政府は在宅勤務を推奨していますが、多くのサラリーマンは今も会社に出勤しています。

Web情報サイト『プレジデントオンライン』によれば、昭和型の上司は出勤することが当たり前であるため、長年続けてきた仕事の方法が変えられなかったり、自宅で仕事をする環境が持てないなど、なかなか在宅勤務に切り替えられないと伝えています。

9月6日放送『北野誠のズバリ』では、いまだに進まない在宅勤務について、パーソナリティの北野誠と松岡亜矢子、戸井康成の3人でトークを展開しました。

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意外と浸透しないテレワーク

1年半ほど前、新型コロナが初めて猛威を振るい始めた時、急激にテレワークが浸透しました。

もしかすると、コロナが収まってもこの流れは止まらないのではないか、今後はテレワークが主流になるのではないか、と感じた方も多かったのではないでしょうか。

しかし、今や当時よりも感染者数が多いにも関わらず、通勤電車などの人出はそこまで減っていません。

そして、テレワークの浸透度合いには、世代感ギャップもあるようです。

北野「1年ぐらい前、(番組収録のために)九段下へ行った時、みんながほとんど移動してない時に、本番が始まる前に昼飯を買いに行ったら、おっちゃんばっかりいてました。

たぶん、おっちゃんたちは、リモートや言われても、会社に行かないと仕事した気にならないっていうのはあるんでしょうね」
 

リモートワークしない真の理由

今の50代の方々はバブル期に働いたり採用されたりした社員なので、高度成長期でモーレツ社員とは少し違います。

北野「『ザ・業界人』みたいな。セーターを前にくくったりして、世にいうプロデューサー巻きみたいな。
ポロシャツの襟を立てて、夏でもセーターをくるっと巻いて。今見なくなりましたけど」

今の50代だと、若い時にパソコンはすでにあったと思われるので、リモートワークにも抵抗はなさそうですが、なぜ会社に行くのでしょうか。

北野「一番大きいのは、家に居づらいということですよ。
この記事読んでたら、『目の前で働く姿を見て、部下を評価すべきだと思い込んでいる』とか、『長年続けてきた仕事の方法を変えられない』、確かにそうでしょう。
『ITリテラシーの不足』とか、『自身の存在感が希薄化する』」

戸井「確かに会社に行ったら、『部長』ってみんなに言われてね」

北野「でも一番大きいのは、たぶん家にずっとおると、ギクシャクして嫌なんですよ」
 

コロナ禍の前にもあった現象

そして、この現象はコロナ禍の前からあるのではないかという話に。

松岡「私、夜7時とか8時ぐらいに、たまたまマンションの駐車場を通って帰る時、軒並み車の中に男性が。

お家に帰る前の30分なのか、家の中じゃなくて車の中でずっと携帯を触ってたり、ものすごい数いるんですよ!」

自分が住んでいるマンションの敷地内にいるにも関わらず、わざわざ車の中にいるという状態。

北野「それはウチの親父が昔仕事に行ってた時に、『なぜ晩飯食う前に、近所の酒屋のカウンターで缶詰を開けて、ビールを飲んでから帰ってくるんだろう』と。
それは、男のオンオフの切り替えなんですよ」

若い人で独身だと気兼ねなくテレワークができますが、結婚すると妻側としては気を遣ってしまいます。

北野「昼ごはんどうしようとか、いつもやったらダラダラとテレビ観ることもできるし」

松岡「自分1人だったら、ご飯は何でもいいし」

ただ、この状況は家庭内不和ではなく、北野は「お互い年齢行ったら、お互いのペースがあるんですよ」とフォローしていました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年09月06日13時17分~抜粋

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