北野誠のズバリ

おこづかいは定額派?そのつど派?教育に良いのはどっち

2021年09月01日(水)

ライフ・ヘルスケア

こどもにあげるおこづかいですが、あなたは毎月決まった額をあげているでしょうか。

それとも必要になったら、その都度あげていますでしょうか。

また、自分の小さい時はどちらだったでしょうか。

8月30日放送『北野誠のズバリ』の「ズバリマネー相談室」のコーナーでは、教育上良いおこづかいのあげ方について、小宇佐・針田FP事務所のファイナンシャルプランナー、伊藤勝啓さんが解説しました。

おこづかいをもらっている割合は?

今回、番組で紹介したリスナーからの質問は、次のとおりです。

「先日、ママ友どうしで、こどもにおこづかいをあげているのかどうかや、あげている場合は決まった金額なのかという話になりました。

我が家では決まった金額を毎月あげているのですが、教育上問題ないでしょうか。

もし、おこづかいをあげる上で、何か良いアイデアがあれば教えて欲しいです」(Aさん)

月曜レギュラーの浅草キッド・玉袋筋太郎は、自分の子供へは歩合制であげていたと発言。

それもお手伝いをしたら何円というわけではなく、新聞を読んだら100円、映画を1本観たら300円、趣味のギターを1時間以上弾いていたら200円など。
いろんな経験を積んで欲しいという教育方針だったようです。

では、一般的に多いお小遣いの形態はどのようなものでしょうか。

バンダイが2019年に行った「小中学生のおこづかいに関する意識調査」というアンケートによりますと、おこづかいをもらっていると回答した小中学生は、75.6%。
うち、定期的にもらっているこどもは42.7%。
意外と少ないと思われたでしょうか。
 

おこづかいでお金の勉強

こどもからすると、決まった額が毎月もらえるのはうれしいのかもしれませんし、親からしても、何も考えなくて楽ということがあるかもしれません。

ただ、伊藤さんは「なぜお金がもらえるのかについて、こどもに教えるのは非常に重要」と指摘。

例えば、こどもを連れて買い物に行った際、ATMでお金を下ろした所だけを見ると、こどもは「機械から自動的にお金をもらっている」と思ってしまいかねません。

その背景に親が仕事をして、その対価で受け取ったということを教える必要があります。

また、定額の場合、限られたお金をどう有効に使うのかについて、考えさせる必要があります。

義務教育では「お金」という科目はありませんので、親が使い方を教える必要がありますね。
 

親にとってもお金の勉強に

では、こどもの教育上、どのようにおこづかいをあげれば良いのでしょうか。

もし、おこづかいが定額制ではない場合、お子さんにお金の使い道をプレゼンさせること。

その使い道に納得すれば、親がお金を渡すという方法です。

定額制の場合は、おこづかい帳をつけさせて、それは何のために使ったのか、後から確認させるという方法。

これは家計簿と同じで、大人になっても通ずる方法ですね。

伊藤さんは、「いずれにせよ、何のためにお金が必要なのかをしっかり確認し、必要なお金であれば惜しみなく出すといったような形ですね」と語り、さらに「お子さんへのおこづかいの渡し方を通して、親自身もお金への向き合い方について考えるきっかけになりますので、一石二鳥かもしれないですね」とまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年08月30日14時12分~抜粋
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