北野誠のズバリ

40年以上前に大流行!「口裂け女」の発祥は岐阜だった!?

8月11日放送『北野誠のズバリ』は、ゲストに怪談・オカルト研究家の吉田悠軌さんが登場(事前にPCR検査で陰性と判定された上で、スタジオ出演)。

お昼の雰囲気を壊すような怖い話を披露していただきましたが、番組の冒頭、吉田さんが東海地方のリスナーに向けて聞きたいことがあると語りました。

それは、かつて大流行した都市伝説「口裂け女」のことだそうですが…。

[この番組の画像一覧を見る]

小学生を恐怖に陥れた都市伝説

口裂け女とは、マスクをした女性がこどもに向かって、「私、きれい?」と尋ねてくるのですが、そこで「きれい」と答えると、「これでも?」と言ってマスクを外すと、口が耳元まで大きく裂けていたという恐怖話。

日本中で大流行したのは1979年(昭和54年)ですが、吉田さんは最近、この話がそれよりも前から広まっていたと思われているそうです。

特に岐阜・愛知では1975年(昭和50年)からすでに広まっていたのではないかとされ、1977年(昭和52年)の11月には、全国に先駆けて『星空ワイド 今夜もシャララ』(CBCラジオ)で紹介されていたのではないかといわれました。

この番組にはかつて、つボイノリオも出演していましたが、口裂け女を紹介したのはパーソナリティのひとり、藤本憲幸さんではないかということでした。
吉田さんは実際に番組を聴いたことがあるという方から、メッセージをいただきたいと呼びかけました。
 

全国より3年早くラジオで紹介

そして番組の後半、「口裂け女の話を聞いた」というおたよりを多数、紹介しました。

「『今夜はシャララ』聴いてました。うろ覚えなんですけど、確かに藤本憲幸さんがハガキを読まれていたと思います。

当時の平和公園に確か電話ボックスが何か所かあり、どの電話ボックスか忘れましたが、電話ボックスの中にマスクをしていた女性がいて、声をかけると『私ってきれい?』と聞かれ、『きれいですよ』と答えるとマスクを外し、『これでもか?』と言われた顔は、口が耳元まで裂けていたと。

驚いて車で逃げると、車と同じスピードで、四つんばいで口裂け女が追いかけてきたというオチだったと思います。

その噂が収まるまで、怖くて通れなかった覚えがあります。

平和公園は霊園なので、普段から通ることはあまりなかったのですが」(Aさん)

平和公園は名古屋市千種区から名東区にかけて戦後に設置された霊園です。場所柄恐ろしく感じられたのかもしれませんね。

何年前から伝わっていた?

そして、ラジオで紹介する前から、岐阜では噂は広まっていたそうです。

「口裂け女、懐かしいですね。
1975年(昭和50年)の時は小学生でしたが、もうこの頃には学校で話題でした。

野外学習で行く稲武の手前の峠の前で、名前は忘れましたが、そこでお化けが出ると。
遠足に行く時のバスガイドさんも言ってまして、あの辺はお化け話が非常に多かった記憶があります。

口裂け女の発祥は、私の学校では愛知県設楽郡の方だったと噂してました。

あと、岐阜に住む私の叔父さんは、口裂け女は鏡島大橋(岐阜県)の下の道に出たのが始まりではないかと思ってます」(Bさん)

吉田さん「橋の下に『私は整形に失敗して、こんな口になってしまいました』って張り紙がしてあったらしいですね」

岐阜以外ですと、三重では「四日市市のミルクロードで出るらしい」という噂が広まっていて、こちらも女性の霊が出るという本場(!?)のようです。

さらに1973年(昭和48年)の時点で、上級生からその話を聞いたという岐阜の方もいて、やはり岐阜で早くから伝わっていたようです。
(岡本)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2021年08月11日13時00分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報