北野誠のズバリ

クラシックカーが欲しいけど高い…そんな悩みにEVが解決!

男性にとってクラシックバイクは憧れの的ですが、高価なことやメンテナンスが大変なこともあって、なかなか所有するのが難しい物でもあります。

しかし、今やEV(電気で駆動する乗り物)の技術で、身近な物に変えつつあります。

7月12日放送『北野誠のズバリ』では、名古屋市中川区に本社のあるEVメーカー、ブレイズの注目の商品を紹介しました。

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クラシックカーに見えて中身はEV

ブレイズは2002年(平成14年)に創業したベンチャー企業で、電気で動く乗り物を開発してきたメーカーですが、特にSNSで話題になったのが、折りたたみ電動バイク。

自動車に乗せたり、気軽に出かけられたりできると話題になったのですが、そのブレイズが最近手がけてさらに話題を呼んでいるのが、「EVクラシック」と名付けられた車です。

クラシックカーというと、1930年代などの外国車が思い浮かびますが、外観はクラシックカーそのものですが、中身はEV。

では、なぜEVをクラシックカー仕様にする意味があるのでしょうか。

ブレイズ代表の市川秀幸さんに、番組アシスタントの松岡亜矢子が話を伺いました。

市川さん「旧車ブームといっても古い車なので、当然環境にも良くないですし、故障とかありとあらゆる面で維持費が高かったり、なかなかみなさん乗りたいけど乗れないという方が多かったんですよ。

見た目でクラシックなんですけど、中身は今の最新技術を取り入れて。

家庭用コンセントで充電ができて、約8時間の充電で50km乗ることができます」

クラシックカーを現在の日本の公道で走らせるのはなかなか難しいのですが、その問題をEVが解決してくれるというわけです。
 

EVにするメリットは?

また、時速も50kmまで出るので、十分公道で走ることができますし、原付ミニカー登録扱いとなりますので、車検の義務がなく、車庫証明が不要となりますので、コストが少なくて済むのもメリットです。

購入層は40代から60代の男性が圧倒的に多いそうですが、どんな目的で購入されているのでしょうか。

市川さん「まずセカンドカーとして、レジャー感覚で買われるお客様ですね。

車両本体価格で88万円という形になるので、購入しやすい。

別荘地に置いて、休日に遊ぶ車として乗っていただけるような。

あと、観光業者様やレンタル業者様が、新たな事業モデルとして離島とか(で使用する)」

家庭用コンセントで充電できるので、EV用の充電設備を新たに用意する必要がないというのも、気軽に買える理由の1つといえます。

他の購入先としては、セレクトショップやアパレルショップ。

目立つように店先に置く車として購入し、場合によっては仕事が終わったら乗って帰るということもできるのが便利ですね。
 

コロナ禍の配達にもEVが大活躍!

このような遊び心のある車を作っているブレイズですが、別でビジネスユースのEVも作られているそうです。

市川さん「最近、『ブレイズ EVデリバリー』という、電動の3輪をリリースして。

今までデリバリー用のバイクというと、ほぼ100%近くガソリン車だったんですよ。

それがEVだと環境にも優しくて、維持コストも安くなる点とか。

あと、ガソリン車だとどうしても音が出てしまうんですが、EVだとほとんど音が出ませんので、(配達先で)住宅街に行くと、気にされる方も多いものですから」

最近、コロナ禍でデリバリーが増えていますが、エンジン音が大きいのが難点。

その問題点もEVで解決できるわけです。

最後に市川さんは会社の今後の目標について、「レジャー寄りの商品はもちろんですが、人々の生活に寄り添った新しいモビリティもリリースしていきたいと思っています」と語りました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年07月12日14時45分~抜粋

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