北野誠のズバリ

高校の古文のテストで「"夜這い"を現代語に訳せ」。正解は?

6月9日放送の『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「青春と聞いたら思い出す出来事」。

青春といえば学校。学校といえばテスト。このテーマに、高校3年生の時の定期テストについてのおたよりが寄せられました。

古文のテストに出たのは「『夜這い』を現代語に訳せ」というまさかの問題。
ウブな女子高生だったリスナーAさんは、この問題にどう答えたのでしょうか。

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17歳の清純な女子高校生

「"夜這い"を現代語に訳せ」

結論から先にいうと、教科書的に正しい答えは「求愛する、求婚する」。しかし、Aさんは違うことを思い浮かべていました。

「意味はわかります。意味は頭の中ではわかってるんです。でも、それを書くことがためらわれました。だって、私はその当時、今とは違う17歳の清純な女子高校生ですから」(Aさん)

そのことをずばりテスト用紙に書くことは絶対に無理! それでも苦手な古文で少しは点数を稼ぎたい。
そんな2つの思いで揺れたAさんがひねり出した答えは、「夜、密かに忍んで行って、関係を持つ」。

テスト返却日。Aさんの答えは「△」で、部分点を獲得!

「ダメ元で書いてよかった、ラッキー!」と喜んでいたのも束の間、Aさんに思いもよらないピンチが訪れます。​​​​
 

「夜、這って行くわけですから」

「先生がクラスを見回して、『このクラスの女子は、すごいのがいるぞ。関係するだの、夜に忍び込むだの。読んでいて恥ずかしかったぞ』と言いました」(Aさん)

名指しされたらまずいと思ったAさんでしたが、先生は名前を公表することはありませんでした。

「ちなみに私同様、意味はわかるが答えがわからない子がもう1人いて。その子は『ものにしようとする行為』と書いて×だったらしいです」(Aさん)

「でも、これ正しいやろ!」と北野誠。「夜這いっていうのは基本的に、夜忍びに行って、ものにしようとする行為ですから」と解説します。

「村全体の祭りの後に、夜這いという風習があったという話ですから。祭りの夜は無礼講。求婚とか求愛の行為でもあったのは確かですけど。それ全部じゃないですね。夜、這って行くわけですから」

北野が気になったのは、なぜ古文のテストに「夜這い」が出てきたのかということ。「源氏物語に夜這いが出てくるのか?」と推察した北野、実はご名答。

リスナーBさんから答え合わせのおたよりが寄せられました。
 

夜這い王・光源氏

「源氏物語の中に『夜這い』出てきますよ。古典は男女のドロドロした話や、エロい話も盛りだくさんです。テストに出題したり、教科書に採用するときは、抜き取りに気を付けないといけないと思います。

光源氏はめっちゃ好色なんで、旦那のいる女性にも興味を示して、宿泊させてもらった役人の奥さんに夜這いをかけたりしてますよ。自分の父親・帝の後妻にも夜這いをしてるんです。手を付けてない女性はいないんじゃないかっていうぐらい、光源氏は好色ですよ」(Bさん)

「はぁ、夜這い王やってんね。夜這い王・光源氏。東新町の帝王(北野の通り名)と仲良く」と北野。

「帝王 対 夜這い王」と楽しそうな大橋麻美子に、北野は「クッソー」とひとこと。敗北を悟り、悔しさをにじませます。

北野「夜這い王、辛いやんか。今、夜這いっていっても鍵開いてへんやんか」
大橋「セコムが鳴る(笑)」
北野「センサーの光が来た瞬間に逃げなあかんからね。こういうときって牛舎必要やな」

夜這いが不可能となった現代に、ついついボヤく北野でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年06月09日15時06分~抜粋

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