映画館にはさまざまな割引があり、その中でも有名なのはレディースデーですが、TOHOシネマズはこの女性向けの割引を見直し、7月14日から毎週水曜は男女問わず鑑賞代を1,200円にすると発表しました。
6月8日放送『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサー、事故物件住みます芸人の松原タニシが、「女性向けの割引サービス」をテーマにトークを展開しました。
レディースデーはいつからあった?
女性の間で広く浸透してきたレディースデーですが、いつ頃から始まったのでしょうか。
日本社会情報学会に提出された研究論文によりますと、1980年代に一部の映画館で導入され、90年代にシネコンが増えたことで、定着したそうです。
しかし、昨今の男女平等の流れからか、性差を付けてサービスをするのは良くないという声が強まってきたことで、今後はTOHOシネマズに限らず、廃止の動きは強まるかもしれません。
ただ、北野は映画はともかく、特定のジャンルで男女のサービス格差は無くならないといいます。
北野「出会い系サイトなんか女性はタダが多いですからね。相席居酒屋とか。
もともと相席居酒屋は女性がタダで来てもらわんと、男が集まらへんと。
だから、昔のバブルの時のディスコは男女同伴か、女性同士やったら入れるけど、男同士は入れてくれませんでしたからね。
後に下火になった時は、そういうのはなくなったけど。
今も飲食店でも女性に安く入ってもらって、男性にも来てもらおうっていう形を取ってるところが多いから」
男性お断りのケースも
一般的には飲食店に行くのは女性が多く、口コミも広がりやすいという点で、女性に来てほしいからサービスをするという狙いがあるのかもしれません。
松原「大阪に『味園』っていう、飲み屋がいっぱい集まってるビルの廊下で、ずっとウロチョロしてるおっさんがいるんですけど、『女の子1人でおるかな』って言って、いたら(その店に)入るみたいな。
だから、(お客さんに)女の子がいたら男の客が来るみたいな店多いですよね」
さらには、女性がいないとお断りというケースも。
山内「プリクラを撮る所も女性専用で、男性(だけの場合は)ダメですよね」
同性同士のカップルもいる中、なぜ男性だけの入店が禁止されているのかといいますと、盗撮やナンパ目的の男性を締め出すためのルールだそうです。
女性向けサービスは無くならない
あらためて北野は、女性向けのサービスは一部の所では続くといいます。
北野「映画館は言われやすいからそうなった(レディースデーの廃止)としても、絶対的に出会い系サイトで女子タダとか、相席居酒屋のタダのプランは無くならんと思うわ。
相席居酒屋で男女同じ値段にしたら、誰が行くねんと。
あそこでガッツリ食べるわけでもないしね。
出会いの場であって、第1印象が良かったら、違う場所に行く場でしょ?基本的には」
いくら男女平等にしたとしても、店に来てもらったり、会員になったりしなければ元も子もありません。
権利の平等と、自由な経済活動の中で行われるサービスの平等は、分けて考える必要がありそうです。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2021年06月08日13時15分~抜粋