北野誠のズバリ

住宅での太陽光発電義務化か?パネル設置には危険な面も

4月20日、政府は2050年までに「脱炭素社会」実現に向けた計画の骨子を決定。

2030年度までに初期費用ゼロで住宅に太陽光パネルを設置する仕組みなどを全国に広げることを盛り込みました。

環境のことを考えると、太陽光発電などのクリーンエネルギーの推進は必要ですが、4月24日放送『北野誠のズバリサタデー』では、意外と知られていない太陽光発電の問題点について掘り下げました。

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住宅街の太陽光発電は危険?

小泉環境大臣は、23日に日本経済新聞で掲載されたインタビューで、「住宅やビルに太陽光パネルの設置を義務付けるべき」と発言。

火力発電のように二酸化炭素を排出しないですし、原子力発電のような危険性はないという点で、太陽光発電は安全面からも環境面からも問題がないように見えます。

しかし、北野と大川興業総裁・大川豊は、太陽光発電が新たな問題を起こしているといいます。

大川「山は削られますし」

北野「環境破壊も1つと、あと家に取り付けっていうねんけど、実は万が一火事が起きた時に、消火活動がすごく難しいんですよ。

太陽光パネルが燃えた時に水を放射すると、飛び散って周りの家に非常に延焼しやすいから。

また、もし台風や大雨が来て家が流された場合は、水の中で感電する可能性がありますので。

そんな可能性を考えたら、太陽光パネルを設置できる場所は限られると思うんですよね」

そうすると、人里離れた広い場所に設置することになりますが、それが大規模な自然破壊につながる可能性もあります。
 

太陽光発電以外の選択は?

さらに、2009年に開始した電力の固定価格買取制度についても、当初より買取単価が下がっていますので、積極的に太陽光発電を進めようとする人が減っています。

買取単価を上げると、今度は電気代が値上がりしてしまいますので、家計やもちろん、経済にも悪影響を及ぼす可能性も。

買取に意欲的な人も減り、設置できる場所も限られるとなると、太陽光発電を進めるのは困難なため、北野は政府の方針に疑問を呈します。

また、大川は太陽光発電ではなく、別の方法を提案。

大川「日本は優秀な技術があって、実はCO2をコンクリートの中に固める技術があったりとか。

農業でも例えば、パプリカ工場でわざわざ二酸化炭素濃度を上げるためのタンクがありまして、そこで大きく育てて作ってました。

本当はいろんな形で二酸化炭素を出さないような方法だったり、逆に活用する技術にどんどん投資する方が、よっぽど世界に貢献できるような気がするんですけどね」

北野「エネルギーというのは国家の根幹を成すので、原子力を含めて、地熱発電なんかももっと技術的にやれんこともないやろうけど」

大川「日本は火山国家ですからね」

北野「北欧でも結構やってんねんから、そこにも踏み込んで議論をして欲しいんですけど、なんで太陽光が義務化になるんやろうと」

最後に大川はあらためて、せっかく日本には優秀な技術がたくさんあるにも関わらず、なぜ有効活用しないのか、活用に向けた議論を行わないのかと語りました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年04月24日09時20分~抜粋

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