北野誠のズバリ

90年代の名作AV『パイパニック』の名付け親が判明!

4月16日放送の『北野誠のズバリ』のテーマは「それは誤解です」。
冒頭でパーソナリティの北野誠がこのテーマになったいきさつを語ります。

イラストレーターのみうらじゅんさんが『週刊文春』に連載しているコラム「人生エロエロ」。先週号の内容について、北野からすると「それは誤解です」とひとこと言いたいことがあるようです。

さて、何が誤解なのでしょうか。金曜アシスタントの片山淳子も驚きの内容です。

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エロディとは?

みうらじゅんさんのコラムは連載430回目を迎えています。

北野「みうらじゅんさん、よくこれだけネタを絞りだしているなと」

「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」の2行からはじまり、最近のことから若いときのことから、思い出しながらエロに関するネタを書き続けています。

で、今回北野が話題にしたのは「エロディ漫才」というタイトルの回。

スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』が大ヒットしてた、みうらさんの高校時代の思い出です。

満員電車の中で「お前、床上手って知ってるか?」と聞いてきた友人。
他校の女子高校生も乗ってる中で「床上手いうてもサメとは違うで、トコジョーズ」と、長年温めていたギャグを友達が言ったわけです。

みうらじゅんさんは、このパロディをエロに落とし込んだものを、「エロディ」と名付けました。
 

『パイパニック』衝撃の告白

そして「エロディ」は、今でも海外のエロビデオの邦題としてそのセンスは受け継がれていて、みうらさんいわく、その中での有名作が『パイパニック』だということです。

これの元ネタはジェームス・キャメロン監督の『タイタニック』。後に、同じ監督で『アバター』が作られましたが、アバターもエロディ化されて、その時の題名は『オマター』。北野によると蒼白い奴が外で致しているだけのビデオとか。

北野が指摘しているのはここから。

みうらさんは「たぶん『パイパニック』『オマター』を考えた奴は同一犯、いや同一人物が考案したものに違いあるまい」と推測しています。
これに対し、北野は思いがけないひと言で答えます。

北野「実は『パイパニック』と名付けたのは、私です」

これには片山も「え、誠さんが!?」と驚きます。
 

誕生のいきさつ

『パイパニック』命名には、どのようないきさつがあったのでしょうか。

北野によると「『トゥナイト2』(テレビ朝日系)で、海外エロビデオのタイトルをどうやってつけているかという現場に潜入しました。邦題をつける会議で3人くらいのスタッフと僕が入って『この映画どうしますか?』と考えることがあった」

その映画の中で、プラスチック製のタイタニックが沈没するまでずっとエッチしている描写がありました。

その時、北野が「こういうタイトルどうですか?パイパニック」と提案。
その場では盛り上がりましたが、本当にその名になるとは思ってなかったという北野。

1ヶ月ほど経ち、レンタルビデオ屋に『パイパニック』というタイトルが並んだのです。

北野「だから『パイパニック』いうタイトルをつけたのは僕です」
 

それは誤解でした

北野「ところが、『アバター』の時は会議に参加してませんので、みらうじゅんさんが『パイパニック』と『オマター』は同じ犯人だと言っておられますが、それは誤解です。
『パイパニック』は北野誠ですが、『オマター』はわたしではございません」

片山「なるほど、それは誤解でした」

北野「同じニオイしますけどね、『タイタニック』が『パイパニック』で『アバター』が『オマター』。しかし『パイパニック』は私です」
 

『腰をもっとフレディ』

みうらさんが名付けた「エロディ」についての話が続きます。

北野「僕がエロディ化したビデオで一番好きだったのは、有名な『エルム街の悪夢』が『エロム街の悪夢』。しかもサブタイトルが『腰をもっとフレディ』。これが好きすぎて、どれだけレンタルビデオ屋で笑ったか」

確かに、エルム街の怖い奴はフレディという名前ですが、『腰をもっとフレディ』とは、関西センスのエロディ化です。

北野「最近、海外エロビデオもあまりないですけど。とりあえず『オマター』は僕が作ったわけではない、というのはこの放送を通じて言っておきたいと思います。だからなんやねんという話ですけどね」
 

『あなたの股間もデカプリオ』

番組にはこのエロディ話を受けてたくさんのリアクションが届きました。

「一時期AVの製作や流通を担う会社で働いていました。その会社では新しい作品のタイトルを決めるため、社員にアンケートをとっていました。その中で一番目をひいたのは『君の縄。』でした」(Aさん)

北野は「ほぼほぼ言葉遊びですからね」と呆れるしかありません。

「『パイパニック』のサブタイトルは『あなたの股間もデカプリオ』でしたね」(Bさん)

片山「えーっ!そんなサブタイトルがついてるの?」
北野「オレらのやっていること、小学生と変わらんな…」

「邦題もすごいのありますよ、エロ映画で今も残っているのは『セーラー服と一晩中』です。当時、大ヒットした薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』のエロディ。主演は『よく締まるひろ子』でした」(Cさん)

エロとユーモアは親和性が高いことがよくわかります。しかし、あの『パイパニック』の名付け親が北野誠だったとは、感慨深いです。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2021年04月16日13時01分~抜粋

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